1 夕食が焼肉だったので
きっかけは『大和物語』
今日、子供の習い事の待ち時間に『大和物語』の一節を読んでいました。
ちなみに『大和物語』は平安時代中期の歌物語。
たくさんの歌と話が集められていて、心情が妙にリアルに描かれ、読んでいると登場人物が生き生きとイメージできます。現代の私たちが読んでもその気持ちが想像できるようなエピソードが多く面白いです。
読んだところは、第141段。
とある男性が妻のところに新しい女性を連れてきて、自分はよその土地でお仕事があるから不在、家に新旧の妻が暮らすお話。で、新しくやってきた女性には他に男性ができてしまい…、という展開。実に面白いお話です。
こんな歌が詠まれています。
夜半に出でて月だに見ずはあふことを知らず顔にも言はましものを
夜中に出かけて月さえ見ていなければ逢っていることを知らん顔して言えたでしょうに
歌で詠まれるとなんだか素敵に思えるから不思議。歌ってすごいな。
私も一首、夕食の焼肉を題材に
『大和物語』の面白さに久しぶりに触れて、私も歌を詠んでみたくなりました。
手間いらず楽ちんメニューの焼肉をやったやったとみんな喜ぶ
週末は子供の習い事の付き添いであっちいったりこっちいったり忙しいのです。ですから、家事に時間を割けません。
そこで、今日の夕食は焼肉と心に決めていました。ご飯を炊き、かんたんにサラダを作り、あとはお肉とざく切りの野菜をテーブルにどんと置くだけ。なのに家族はやったー焼肉だー!と大喜び。これぞまさしくウィンウィンな夕食。
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