#サーモン養殖#気候変動#牛肉#カーボンフットプリント#野菜
≪気候アクションラボ≫
町の130年記念事業として、小学生(小学3~6年生)向けに
viviwareというプログラミングツールをつかったワークショップが開催されました。
気候変動の要因の説明の中で
「牛肉を食べると排出される温室効果ガスの量は、野菜を食べる場合の何倍?」の問いがありました。
→正解は『約8倍』です。
ここで出てきたワードが「カーボンフットプリント」。
「野菜はカーボンフットプリントが低い」
ということを知った子供たちは、気候変動や環境問題への取り組みとして
「どうしたら、野菜をたくさんたべられるか。」
といった野菜の消費量を増やす方法を考えました。
「行動するための動機づけ」
野菜をたくさんたべられるようにするゲーム作り。
プログラミングツールを使い
トライ&エラーを繰り返しながらの、白熱した5時間。
このプログランミングツールは「viviware cellとipad」を使うもので
隣町のアカデミックプロデューサーの方が
ワークショップを行ってくださいました。
子どもたちは日頃ipadを使い慣れているせいか、説明のはなから
ツールを使いはじめ、どんどん進めてしまう様子に苦笑。
各チームが作ったゲームは次の通り
子どもたちは始め、緊張のせいか動きもぎこちなく…でしたが
viviware cellの基本構成を理解するや否や…熱中していました。
自分たちの発想が、自らの手を介して形になり
誰かが楽しんでくれることを想像しながら
取り組んでいるみなさんの姿はカッコよかったです!
また一緒にチャレンジしたいですね。
***
今後も子どもたちが
たくさんの興味や関心を持てるような機会を
多く持てたら良いなと思います。
***
≪杜のサーモン養殖事業≫
志比内地区にある『杜のサーモン養殖事業』。
(株)エア・ウォーターさんが手掛けるこの事業について
私はこの町に来る前から、とても気になっていました。
この3つの中でも、最大の関心は
サーモンの飼育水を利活用して水耕栽培する事業。
この養殖から新たな農産品の生産工程が生まれ
・環境に配慮した取り組み
・町に新たな雇用の創出
が起きることにワクワクしていたのです。
念願かなって「杜のサーモン養殖場」を見学させていただきました。
案内してくださったのは、紙谷さん。
じつは紙谷さん。
社内コンペでこの事業を、紙芝居仕立てで提案したところ
「夢がある企画!」と採用され、実現したのがこの志比内の養殖場なのだそうです。
沢山の人を笑顔にできる、とても夢があるお仕事ですよね。
こんな素敵な取り組みをしている会社が、東神楽町にあるということを
子どもたちにもっと知ってもらいたいですし、素晴らしい環境に暮らしていることを誇りに感じてほしいなとも思います。
見学時は残念ながら、水耕栽培をみることはできなかったのですが
そう遠くない未来に
「杜のサーモンと水耕栽培野菜のメニュー」
を食せるときを個人的にとても楽しみにしています。
***
この「海のない土地での養殖と水耕栽培」に興味をもったのは数年前。
北海道の秋の風物詩である、
サケとイクラ(醤油漬けをつくるため)
が高額すぎて買えなかったのです(泣)
今思えば、温暖化の影響が海産物にも顕著になってきていた頃です。
(サンマも同様でした)
スーパーで売っている切り身で我慢しよう・・・
と手に取ったサーモンの原産国表記は
「レソト王国」・・・どこ???
調べると、アフリカ南部の海のない場所。
そのサーモンは、レソト王国内の「山岳養魚場」で生産された
「トラウト(ニジマス)」でした。
アフリカ南部と聞くと暑くないの?と直感的に思いましたが
1500メートル以上の高地にあるレソトのダムから供給される水が
理想的な温度を通年保ってくれているそうです。
思いもよらない場所から提供されていた「サーモン」を
とても不思議な気持ちで食しました。(油が乗ってて美味しかったです)
アフリカでできるなら、北海道でも・・・
「ビビビッ!」と「ワクワク!」
水耕栽培はじまったら、また見学させていただきたいです!
***