夏の終わりの提言(ちょっと おおげさかな!)
2024.8.31
「打った~!!」「抜けた~!!」
アナウンサーの甲高い声がTVから響く。
NHKのアナウンサーも いつからこんなに叫ぶようになったっけ。なんて思った夏の高校野球も つい先日のことなのに、すごく遠くに感じる今日8月末日です。
今年の夏の私事など考えてみても、特別な事はなかったことがかえって良かった事かもしれないと言い訳じみた事など思ってみたりして。あ、大阪にいた長男が東京に帰ってきました。それが一番嬉しかった事でしょうか。
いずれにしても、ゲリラ豪雨と猛暑と地震と 梲の上がらぬ政治家達の話題(^-^; の多い今夏にも 確かに秋の気配は感じられるようになりました。
先程の夏の高校野球の話題に戻りますが、選手と一心一体となるアナウンサーの勝利への叫び。よくよく遡ると、やはり1936年ベルリンオリンピック 競泳女子200m 平泳ぎ「前畑 頑張れ!前畑 頑張れ!勝った 勝ったー 前畑勝ちました」 の川西三省アナウンサーの白熱の放送が、どうも尾を引いているように思えてなりません。
懐かしいオリンピックの名場面番組では、繰り返し川西アナウンサーの声が強調されますよね。
そうか!今夏はパリオリンピックもありましたね。今回のオリンピックはジェンダー論争を呼び、審査判定の不正論争と後味の悪いオリンピックでした。
しかし、日本選手は たくさんのメダルを獲得し、日本人たるスポーツへの志や、最後まで闘志を燃やすことと礼儀正しさは何処の国にも負けてなかったと思います。
スポーツにそんなに興味あるわけではない私ですが、今回は誰もが世界の情勢が変化しているのを痛感しました。
だいたいオリンピックの意義って何?
フランス人が唱えたとは皮肉なものです(^_^;)
2020年(2021年に延期)の東京オリンピックまでは上記の「オリンピック精神」にきちんと基づいてずっーと開催されてきたと思うのですが。どうして こうなっちゃったの(ToT)
突然ですが、私ここで思い出したのが 東京オリンピック前に放送された大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」です。
なんだよーその話かよー!見てないよー!と言われそう。評判悪かったなー(^_^;)))
戦国武将や幕末獅子ものに慣れている大河ファンは近代ものが嫌いなんだと痛感しました。(^-^; 実は毎回見てた私も、あれ視聴率大丈夫か!と思った一人。
近代日本を描いた大河ドラマだから違和感があったのは確かだったでしょう。展開が早く、あちこち飛び過ぎ!なんて思ったのも確かでしょう。
しかし、日本オリンピックを趣旨としながらも、明治~大正~昭和30年代までの世界と日本の情勢を理解できるような話になっていて、戦争や震災を否応なく考える、そして日本の発展と文化に邁進する熱き人々が出てくるドラマ。そんなTVドラマあまりありませんよね。(映画ならある(^-^;) )
よくよく思い出していると これ、今必要なドラマじゃない?配信 オンデマンドで見れる?何それ?オリンピック前にはぜひ地上波で放送していいんじゃないの?なんて思ったりします。
「いだてん~東京オリンピック噺~」の主人公は、明治45年にスウェーデンのストックホルムで初の日本参加を果たす、マラソン選手 金栗四三(かなくり しそう)(中村勘九郎)と日本にオリンピック招致に情熱を燃やす新聞記者 田畑政治(阿部サダヲ)の2人。脚本家 宮藤官九郎のオリジナル作品。
また、日本オリンピックの父と言われる嘉納治五郎(役所広司)の活躍も見ものでした。
古今亭志ん生役の北野武の演技は下手だったけど、解説役は良かった(^.^)
語り出すと切りがありません。
オリンピックの意義や目的など、誰もが
なんとかく理解しています。けれど、ギリシャ、アテネから始まるオリンピックの精神を今 説いても時代遅れとなるでしょう。
ならば 日本人が世界の中でも 引けを取らず活躍できること、日本も世界と同等に発展·成長する国であることをオリンピックを通してドラマ化した日本人の精神を今、あらためて振り返ってはどうかと思います。
メダルの数で比べるものではないけれど、でもメダルの数では 日本は胸を張っていいほどのスポーツ選手を生み出しています。
時には「どんなもんだい!」と世界に誇りましょう。
ちょっとおおげさになってしまいました。
「いだてん」だけでなく、日本を創り、強くした偉人の大河ドラマは今までにたくさんありました。 それが1年だけの放送だけではもったいないのです。せっかくなら繰り返し放送して欲しい。
あ、今のメディアに望んでも無理ですかね(^_^;)
追記
前半の主人公の金栗四三氏は、私の高校の大先輩。熊本県玉名高校(現在は県立中高一貫校)玄関庭には ちょっと年取った金栗氏の銅像があります。四三さんの時代は 旧制中学校。四三さんの実家のあった玉名郡冨村
(現 和泉町)から玉名の町にかけて、 大河ドラマの地になるということで、当時は盛り上がりました。
熊本、玉名、の人間は金栗四三氏のことを いつも四三(しそう)さん四三(しそう)さんと 今でも親しみをもって呼びます。
最後は お国自慢になりました(^_^)
トップ画像は、クリエイター龍星光 氏より
拝借しました。ありがとうございます。
#過ぎ行く夏 #オリンピック #いだてん
#金栗四三 #田畑政治