映画サユリの感想
ネタバレ?を含みます
最初の家族描写で全部わかっちゃってですね。
誰だこんなにリアルに描写したのは!!
どのスタッフさんですか、すごかった
初回すぐの家族の描写で案件とわかる
綺麗に整えられた家族のスペース
引きこもりの部屋は外からのドアノブがない?
人間が男か女かわからなくなってる
つまり、他人から見て性欲が湧かないということ
ということは、この家族の中に加害者がいるということ
引きこもりに声をかける母の持つ
部屋の住人の好物(と母は思っている)と健康に気を遣った何か
引きこもりに出すには何故か酷くお盆の上が多い。
ということは、この部屋の中の家族に対して罪悪感がある。償いなのかもしれない。
「一緒にごはん食べよう」
これは家族の歩み寄り方で多いと思う。
何故か大人は食事を囲たがる。
同じ釜の飯を食べることで話を聞くこと、受け入れることを示唆するのだろうか。
あなたのことを思っていると本心ではあるが
悪いと思って、1番の原因をそのままにしていそう。
中から扉に向かってガヅン!!と物があたる
拒絶に母はびびる。
父は一人夕飯を食べ少しそちらをみやる。
この時点で、疑うべきは無関心そうな父。
そして母は事実を知っている。
妹は金髪にジャージで目つきが鋭いが気力がみえない。家族の愛が姉に向かっていると勘違いしている典型といわんばかりの。そしてこれは、
妹は被害に遭っていないし事実を知らない。
からこそ、引きこもってる誰かに嫉妬している。
部屋の中はお菓子の殻だらけ
太った誰かがいる
カロリーの高そうなものに囲まれて
食べ続けてる。
部屋の前、袋が結んで置いてあったでしょう。
元々自分のことは自分でできる子なんだろな。
辞書や、アクセサリーや、塗りつぶされた絵がある。そこに太くなった足がみえる、腕もみえる。
リスカ痕がない、ということはこの過食は自己防衛たるいは自傷行為に近いのかもしれない。
バールをもち出てくる。
化け物をみるような目でみる母。
から、本編が始まるのですが、
性的虐待の可能性だとわかります、すごい。
この描写で家族の歪みが全部見える。
先に特大のネタバレをくらう職種の人いますね。
父と母、妹、さゆりは姉か。
姉が父から何かされているはず。
母はそれを知っているけど知らないふりをしたんだろうな、何故わかってしまうのかといえば、部屋が綺麗だから。この生活を壊したくないから。
だから娘を犠牲にしている
その罪悪感がある
娘が欲しいのは罪悪感ではない
守って欲しかったんだろうか。
正しい愛され方をして欲しかったな。
リスカで傷をつけない人間だもの
自分の大切さを知ってるし
見て見ぬ振りされた時のショックを抱えて
父からの一方的な歪んだ愛で傷ついて、
自己防衛手段なんだろうなぁ。
それだけで今回の映画の敵であろうサユリを
守れないことになんかもう泣けてきて
そこに幸せ家族がくるから、
そんなのもう、そんなのもう
傷に塩塗られてるようなものでね
ホラー映画!あと家の構造がロの字で怖い
途中確変入るのすごく面白かった
B級になりそうなのにならない
このバランスが最高だと思ったよ!
綱渡がうまい、強いババアがかっこいい
強くなるっていいよね
死んだ人間より生きた人間のが強いし怖い
これ金言だなと思いました。
BL漫画は父の成敗の伏線だと思っています
チャイハネに行きたい
あとはね、母の愛は本能で求めるんだ
人間の悲しい性ですね
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