145. 覚えていないだけで、私にだって、こういう時があったはず。
やたら「ぐずる」そんな日もある。
今日は、8ヶ月の長男がやたらぐずっていて、
あやすのに四苦八苦した。
暑くて外に出たくなかったのだが、
家の中ではどうにもならず、散歩にでかけた。
散歩をすると、いつもキョロキョロと外を眺め、大人しくなるからだ。
長男をベビーカーに乗せ、お散歩をしながら思ったこと。
覚えていないだけで、
私にだって、「ぐずって」ばかりいる
そんなときがあったはず。
そして、
私のどうにもならない「ぐずり」に、
母や父が付き合ってくれていたんだろう。
そんなことを思っていたら、「ありがとう」の気持ちがあふれてきた。
同時に、疑問がわいてきた。
どうせ、あやしてもらったことなんて、子どもは覚えていないのに、
子どもがぐずっていると、ほおっておけないのはなぜだろう。
まだ話せない長男が「ぐずって」いると、
「ママ、来て」
「僕はいま、困っているんだよ」
「ママ、助けて」
そんな風に言われているような気がする。
だから、
すぐに駆けつけて、
少しでも困っていることを
なくしてあげたくなる。
そう、子どもがぐずっているとき、
ほおっておけないのは、
だいすきだから。
たいせつだから。
ただ、ただ、
「いま」を幸せでいてほしいから。
それだけ。
私の両親もそんな風に思ってくれていたのかな。
そんなことを考えながら歩いていたら、
いつのまにか長男のまぶたが閉じていた。
日差しがまぶしく、
キョロキョロするのに疲れたのだろうか。
それとも眠ってくれたのだろうか。
どちらにせよ、
やれやれと思って帰宅し、
そーっと布団の上へ。
案の定、着地に失敗し(涙)、
長男は泣き声をあげた。
お腹がすいていそうだったので
授乳をしたら満足そうな顔で
ようやく眠りの世界へ。
最後に
覚えていなくても
自分も親にしてもらっていたであろうことに気づくと
「ありがとう」の気持ちがあふれだす。
私は、その瞬間が好きです。
幸せを感じます。
本日は以上です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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