#94 やっぱり、困っていることは外に(out)出そう(put)。
話を聞いてあげることしかできなくてごめんね。
保健センターの人はそう言った。
でも、私は話を聞いてもらえただけで、すごく嬉しかった。
6ヶ月の長男がグズりだしたから10分くらいしか話せなかったけれど。
「いいえ、聞いてくださり、ありがとうございます。嬉しかったです。」
私はそう言って電話を切った。
やっぱり、苦しいときは誰かに話そう。
久しぶりに、子育てで悩んでいることを
保健センターの保健師さんに電話で相談をしてみて改めて思った。
やっぱり、苦しいときは誰かに話そう。
困っていることはやっぱり外に出してみたほうがいい。
心の中に留めておくよりも、絶対に外に出してみたほうがいい。
正直、問題は何も解決しないかもしれない。
解決策の提案はすでに自分が探したものばかりかもしれない。
でも、ただただ気持ちを話を聞いてもらった後の
私の心は明らかに電話する前とは「違う」。
心の荷物が「軽く」なる。
真っ暗な心の中に「光」が少しさしこんでくる。
誰に話すか、という問題
「つらいときには誰かに話そう」と言っても、
誰に話すかという問題があると思う。
私は普段は夫に話す。
夫は気はきかないが、話は聞いてくれるので、感謝している。
でも、夫だけでは心もとない時、
保健センターなど公的な機関に相談するようにしている。
電話したきっかけは、
「私たちはいつでもおかあさんの味方です」
「いつでも電話してきてくださいね」
という保健師さんのメッセージをチラシやポスターで見たこと。
一人目の時から子育てで悩んだときに時折電話をしてきたけど、
保健師さんは常にカウンセリングマインドをもって話を最後まで聞いて下さるので本当にありがたい。
離乳食を全然食べなくて困り果てて電話したとき、
すでに自分が探したような解決策しか提案がなくて
がっかりしたこともあった。
でも、他にはない。
あんなに、ただただ話を聞いてくれる人はいない。しかも無償で。
利害関係がなく、
自分の体験談や価値観の押し付けが一切ないのも大変にありがたい。
というわけで、子育てに関する悩みについては
保健センターの保健師さんに話を聞いてもらうのがオススメである。
やっぱりoutputは心を変える
つらい気持ちを誰かに話す。
これだって、ひとつのoutputだ。
心の中の気持ちを
外に(out)置いて(put)あげるのだから。
つらい気持ちをノートに書きなぐるだけでも、outputだ。
でも、それだけでスッキリしないときは
私は誰かに話すようにしたい。
そのほうが心が絶対にいい方向へ変わる気がするから。
身近な人は無理でも、公的な機関の人がいる。
カウンセリングマインドをもって、
私の話に耳を傾けてくれる人がいることに感謝したい。