【読書メモ】『仕事に行ってきます14 テレワークの仕事』
基本情報
タイトル:『仕事に行ってきます14 テレワークの仕事 眞実さんの1日(LLブック)』
著者:季刊『コトノネ』編集部
読了日:2024年7月7日
メモ:図書館から
LLブックとは
木村眞実さんのこと
引用と感想
仕事は楽しくない。
仕事はつらい。
でも、生きていくにはお金がかかる。
お金を稼ぐためには働かないといけない。
税金を払うたびに、存在するだけでお金がかかるのかとため息がこぼれる。
でも、これって損な考え方じゃないか?
眞実さんは自分の仕事を、人生を、楽しもうとしている。
どうせ必要なことならば、楽しまなくちゃ損だ。
考え方を、生き方を変えてみようと思った。
幼いころ、自分が長生きしているイメージがわかなかった。
中高生のころは、思春期特有の「20歳になる前に死ぬ」なんてことを本気で思っていた。
だからできる限りの経験を積んだ。積ませてもらった。
「太く短く」生きるつもりだった訳じゃないけど、先が見えないからこそ、全力で今を生きていたように思う。
20歳の節目をとっくに超えた現在はどうだろう。
全力で生きているだろうか。
今の会社に勤めて5年になる。
5年間ずっとテレワークで働いている。
ずっと憧れていた働き方だ。
ストレスなく働けるだろうと思っていた。
出勤のために使っていた時間で読書したり、
昼休憩に家事をすませたり、
お茶休憩や運動の時間も融通がきいて…
そいう、自由で、
ちょっとキラキラした生活を想像していた。
だけど、今の私はメンタルを崩して休職している。
そして、あと1ヶ月ちょっとで退職する。
「私」と「会社」と「働き方」。
だれも悪くなくて、
みんな少しずつ悪かった。
私には眞実さんのような自制心がなかったし、
会社にはうまく運用するだけのノウハウがなかった。
「テレワーク」という働き方も未成熟だった。
(会社設立も、私の入社もコロナ禍より前だ)
テレワークでしか実現できないライフスタイルもあると思う。
でも、テレワークになれば全ての悩みやストレスが解消するわけではない。
実体験で身に染みて学んだ私は、
まずは社会と交流してリハビリを積み、
次はもっと人と会う仕事をしたいと考えている。
それはそれとして、
眞実さんの生活や働き方はとっても素敵だ。
やっぱりテレワークはいいものだ、なんて考えてしまう。
テレワークは「合う人」「合わない人」がはっきり分かれる。
全体まとめ
就活生時代。
転職活動時代。
たくさんのジョブサイトを訪れた。
ジャンルを絞り、
業種を絞り、
職種を絞って調べた。
初任給、月給、年給。
有休、年休、福利厚生。
労働時間、残業時間、1日のルーティン。
サイトにはたくさんの人から得た、平均的な、顔のない情報ばかりが並んでいた。
この『仕事に行ってきます』シリーズでは、個人にフォーカスを当てて本を作っている。
どういう人が、
どういう課題に取り組みながら、
どういう人生のために、
どう働いているのか。
みんなと同じように働くために「自分」を変えるのではなく、自分の人生を生きるために「働き方」を工夫する。
「こういう働き方もあるんだよ」と教えてくれる。
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