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Vol.11 リスケの残酷な真実
銀行& 税金のリスケに成功し
スタッフ/取引先への未払いを納めることができた自分は、
意気揚々と医者に報告します。
僕 「お陰で事業も順調に回り始めてます!」
医者「ご機嫌だね。でも癌が治ったわけじゃないからね」
リスケはいわば「止血」
癌(債務1.2億)が治ったわけではありません
単に問題を「先送り」しただけに過ぎないのですから、
本質的には何も変わっておらず
続けて衝撃的なことを告げられます
医者「リスケ後の完済率ってどの程度だと思う?」
僕 「10社いたら5社ぐらいですか? 50%!」
医者「0.5%だよ」
僕 「え…」
【リスケの実態】
・しょせん止血、問題の先送りに過ぎない
・「銀行都合によるもの」という側面が強い
・銀行は不良債権として損金計上せずに済むので、自己資本比率が維持でき、株価が維持できる
・銀行担当も、自分が担当する間だけ、融資先の件数を減らさずに済み、社内評価が下がらないというメリットがある
リスケを選んだ会社の99.5%が最後は「破綻」するといいます
僕 「じゃあどーしてリスケなんかさせたんですか?」
医者「時間稼ぎ」
大事なのは事業の「癌」を取り除き、自力で復活すること。
可能性が0.5%であっても癌にメスを入れないと...
まずは利益を食い潰している「大阪店」の処理から着手しました