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展望の山旅(南アルプス・塩見岳)

展望を求めて山を歩く。
山で写真を撮るとき、いつも「日本は山国だ!」と感じます。山が連なり町があまり見えないのです。
ここ南アルプスは、日本の山では形成されたのが古い山脈で、その中に「塩見岳(しおみだけ)」という山へ来ました。
日本で、最も長い3,000mの稜線白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)から見ていて、「かっこいい山があそこにあるぞ!、いつか登ってみたいな」と想っていた山です。

富士山を望む

南アルプスからは、富士山がよく見えます。雲海に浮かぶ日本の最高峰であり、象徴でもあります。
南アルプスも富士山(3,776m)の次に高い北岳(3,193m)、三番目に高い間ノ岳(3,190m)など標高の高い山脈です。

塩見岳と北岳方面など

南アルプスは、広大な山脈でとても奥の深い大きな山が多いです。この塩見岳も怒り肩《いかりがた》のような形状をしているがっしりとした山です。
奥に見える山、左から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳(あいのだけ)です。

甲斐駒ヶ岳遠望

白い甲斐駒ヶ岳(かいこまがだけ)が聳《そび》えています。山は見る角度によって表情が違いますが、ここから見る甲斐駒は、急峻のように見えます。

北アルプス遠望

雲海の上に北アルプス連峰が見えます。画面中央に尖がっているのが「槍ヶ岳」です。左へ大喰岳(おおばみだけ)、北穂高岳、涸沢岳(からさわだけ)、奥穂高岳、西穂高岳へと続いています。
雄大な展望を実感するのは、山へ登った人しか見れない楽しみです。

山と溪谷オンライン「塩見岳」3,052m

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