縦構図のワンポイント
縦の構図の画面空間を活かす
縦構図にすることによって、四角い空間を生かすも生かさないも撮影者のココロ次第。
「浅い水の流れにポツンと咲いている」という意思を表現したもの。
撮影秘話:実は周り一帯雑多に咲いている。その中には枯れているもの、形やバランスの悪いもの、スポットライトが当たっていないものなど…。
その中から「絵になる!」わずかな水芭蕉を選び、画面構成したもの。
「すばやく選択し、画面構成する」ことは、良い結果へつながる。(逆にいくら見ていても、迷い決められない場合は、まだ、構図することを把握していない)
雲の動きは速く、その時々に面白い形を現わしてくれる。すかさずその雲を主役に山を脇役に構図して撮ったもの。
この写真は、雲を活かした縦構図。雲がなければ、空の空間が広く、富士山もど真ん中で、面白みがなくなってしまう。
そもそも縦構図は、横構図と違って、メインとするものが中央にあっても違和感があまりない。むしろ、メインが横にずれている方が違和感を覚える。
前景と影、奥に富士山。さらに雲が浮かんでいる。
撮影者のココロは、ひとぞれぞれ、自分にとっての「感動・表現」を大切にオリジナリティを追及してみる。