母の面会へ138
昨日は、高齢者施設に入所します、母の面会に行って参りました。
先日ランチにご一緒した友人から、水族館に行かれた時のお土産を頂きました。
友人「お母様へお渡し下さい。」との事で、頂戴しました。そして、前回の面会時に、母に、お土産を渡したのです。
お土産は、ペンギンの可愛いぬいぐるみと、イルカの形をしたパイのお菓子が6個入っていました。
私「このお菓子、食べ過ぎたらアカンから半分持って帰るわ。」と母に言いますと
母「…」母は、都合の悪い時は黙ってしまうのです。仕方が無いので
私「分かった。全部置いて行くけど、ちょっとずつ食べてや。」と言い聞かせて、施設を後にしたのです。
そして、昨日。居室に到着しますと、母は入浴中で、居室には居ませんでした。掃除をしておこうと思い、フローリングワイパーで床を拭きました。途中で、ゴミ箱を見ますと、お菓子の空き箱が入っていました。(あ〜全部一気に食べてしまったんや。)と、悟りました。ちょっとずつ食べて欲しい、と頼んだのに。言う事、聞いてくれませんでした。信じたかったのに、やっぱり駄目だった事に、悲しくなりました。せっかく血液検査の結果が良くなっていたのに。
その後、母は入浴を終えて居室に戻って来ました。他愛も無い話をしていますと
母「歯間ブラシが、もうあれへんねん。」
私「今日は雨やから、買いに行って来るわ。他に要るもんある?」
母「実はな、あのお菓子、腹減ってたから、全部食べてしまってん。」
私「そうやったんや。まあ、食べてしもたもんはしょうがない。せやけど、もうお菓子は買わへんで。」と言い残して、ドラッグストアに行きました。
ドラッグストアでは、歯間ブラシだけを買って、施設に戻りました。母に歯間ブラシを渡して、
私「また、来るね。」と言って居室を後にしました。
母が私との約束を破った事が、悲しかったです。年齢と共に、段々と我慢する事が難しくなってきた様です。全部渡す前に、先に半分取っておくべきだったとも思ったのですが、新しく封を開けて欲しい気持ちがあったのです。母は、お腹が空いて、いつも食べ物の事を考えてしまう、と言っています、食欲があるのは良い事ですが、食べ過ぎてしまうと身体に良くないので、本当に難しい問題です。