横溝 《15歳 作家志望》

高校1年生。作家志望。

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高校1年生。作家志望。

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あまじょっぱい卵焼き 【小説】

橙色の夕日が部屋の隅まで染め上げる。最近の気候にしては珍しく空気がぴりりと冷たくて、窓を閉じた。キッチンは陽の光でまるで柔らかな布に包まれたような温もりで満たされている。小さな手書きのレシピを広げる。かすかに染み付いた実家の香りが鼻をかすめる。深い海のように静かな青いインクで綴られた文字が、柔らかに微笑みかけてくる。とても大ざっぱな説明で、でもとっても美味しく出来上がる。この味の記録を見ながら、母が私のために何度も料理してくれる、あまじょっぱい卵焼きを私も作ってみようと思う。

    • 言語は二の次、気にしない。

      こんにちは。横溝です。 先月オーストラリアからの留学生との交流が高校でありました。私は留学生のバディ。一緒に授業を受けたり、弁当を食べたり案内をしたりする役割でした。 息を飲み、留学生達が集まっている教室に入る。 周りの生徒が言います。 「これが国際交流か!」「めっちゃ外見綺麗でうちらと違うね〜」「先生全部英語で喋っているけれど、私大丈夫かな....」 そんな中、私。 「懐かしい〜〜!」 隣の子が驚いていました笑 無理もありません。 こう言った理由は後ほど。(ちなみに海

      • 和と仏教を愛する女子高校生:自己紹介* noteを始めた理由

        ただの高校生です。 ……と言いたいところですが、ちょっとだけ違います。私は和と仏教をこよなく愛するので、周りの人から変わっていると言われています。親に「また仏教の話?」と言われるのも日常茶飯事。 まずは自己紹介ですね。横溝です。 noteは始めたばかりなのでよく分かっていません。♡いただけると嬉しいです。 まあ人生振り返るほど経験積んでいませんので、好きなものを主体として語ろうかなと思います。 京極夏彦先生 京極夏彦先生が中学3年の頃から大好きです。先生の作品はまさに

        • 色も香りもとりどりに 〜友達の7割は外国籍~

          私の通っていた小学校は特異な存在だ。生徒の7割以上が外国籍なのだ。面白い特色を紹介したい。 まず、校内放送が日本語とポルトガル語の2言語であることは当たり前だった。中学に進学してもそれは変わらず、他の小学校の生徒が驚いているのを見て、逆に自分たちが特殊な環境にいたことに気づかされた。 友人の苗字や名前が突然変わることがある。だが珍しくなく、私たちには普通のことだった。まぁ久しぶりに会った時に変わっていると「誰の名前だ!?」と混乱することはあった。 あと友達が宗教上の理由