「2023年(汚エッセイ)」
今年も終わろうとしています。
たかだか1日が終わるだけなのに、感傷に浸ったり、襟を正したりするキッカケをくれる。
日が昇り、沈みを繰り返し流れゆく時間の中であえて「一年」という概念を作ってくれた先人には感謝してもしきれません。
年の瀬に離婚が成立。
20代のうちに結婚と離婚の両方を経験するなんて夢にも思っていませんでしたが、振り返るとここまでの人生で想定通りに事が進んだ事なんて殆ど無かったように感じます。
大学を中退、養成所の入学、挫折。
介護の世界に飛び込み試行錯誤の日々。
結婚、母の死別、離婚。
書ききれないほど沢山の出来事にぶつかっては感情の渦に飲み込まれ。陸に上がってはまた溺れの日々。
自分の輪郭を見失いそうになる事も何度かありましたが、「お前らしくて良いじゃない」「あたふたしてるお前の方が面白くて好きだよ」と独特なフォームで寄り添ってくれた仲間達には感謝しかありません。
年も重ねて、見え方も変われば考え方も変わっていく中で、それでも芯の部分を捉えて接してくれるそんな存在がとっても貴重に感じます。
正直、まだまだ自分のやりたい事、できる事、できない事。試行錯誤の日々ですが、歩み寄ってくれる人の期待を裏切らぬ様に、これからも凸凹道を変な歩幅で汗かいて進んでいこうと思います。
人生で初めて買った宝くじは掠りもせずに紙屑になってしまいました。
案外悪くもないかもなと思える時間も沢山過ごせてきました。
「人生は小説より奇なり。」
僕の大好きな言葉を信じるならば、
僕の人生もそれなりの面白いモノになってきているはず。
やれるだけ、やってみよう。