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わたしの上京ソング「あの頃のラヴソングは捨てて」
新年度がはじまって1か月が経とうとしています。入学した人、異動した人、海外へ飛び立った人、帰国した人…。
それぞれが新しい生活になじんでいく様子が想像できます。
さて、私はこの春上京しました。
といっても2度目の上京なので、1度目ほどの緊張感はなく、東京に来ると安心感さえ覚えました。(かつては東京を恐れる田舎っ子でした)
しかし、ずっと変わらないものもあります。
それは上京するときに頭の中で流れる歌です。普段は聴かないのになぜか東京に来ると思い浮かぶこの歌を、フレッシュな気持ちの皆様にお届けします。
あの頃のラヴソングは捨てて
「何があったんですか、なんとなく想像つくけど!」と言いたくなるようなタイトルのこの曲が、わたしの上京ソングです。
高校生の青春ぽいさわやかな曲調でして、聞いた人を10歳くらい若返らせる効能を持っています。
ちなみに、「ラブ」ソングではなく「ラヴ」ソングなの、テストに出ます。
前述の通りこの曲は1,2回聞いて以来聞かなくなったのですが、東京の電車にはじめて乗った瞬間(2度目の上京も含めて)に頭の中をぐるぐる流れ始めました。
新しい恋を見つけたの 戻る気はないな あの頃には
作詞作曲:稲生司
曲の主人公さんはあの頃を思い浮かべつつも、新しい恋を見つけたから戻る気はないご様子です。
私は恋を振り返りながら聴くことはなく、これまでの人生を後ろにぽいっと置いてくるような気持ちで聴いています。
あの頃の思い出も大事だけれど、いつまでもその記憶に支えてもらうのはやめて、新しい人生をはじめるぜい!
こんな風に人生の主人公になりきって、口角をきゅっと上げて山手線にゆられるのがたまらんのです。
あの頃のラヴソングは捨てて 今夜君を歌う 僕が言いたいのはさ そんな難しいことじゃなくて
作詞作曲:稲生司
曲の主人公さんはあの頃のラヴソングを捨てて君を歌うなんて難しいことを言いたいわけじゃないご様子。
曲名が「あの頃のラヴソングは捨てて」なのに、それを言いたいわけじゃなかったんですね。先に言ってよという気持ちもありますが、サビで盛大に打ち明けてくれてありがとうございます。
私はといいますと、あの頃のラブソングを捨てて(あの頃の思い出とさよならして)、今夜君を歌う(今に集中して人生楽しむ)ことを心にゆるく誓いながら聴いています。
このサビの疾走感が電車のガタンゴトン感と相まっていいんです。今度やってみてください。
どっかのラヴソングみたいに ありきたりな言葉なんだ 僕が言いたいのはさ 君が好きだってこと
作詞作曲:稲生司
曲の主人公さんは君のことが好きだってことを言いたかったんですね。こういう純粋な恋の曲を聴くと元気が出ます。飲食店で隣の高校生の恋バナが聞こえてきたときも、ほっこり嬉しくなってしまう元高校生です。
私はというと、君を私に置き換えて聴いています。この曲を聴いているときの私は人生の主人公モードになっているので、自分が好きだってことを歌いたいんです。
東京で新生活をスタートさせる自分へのこのラブソングを歌いながら、新しく住む家に向かうわけです。
みなさんの上京ソングはなんでしょうか
私にとっての上京ソングを紹介してみました。
皆さんも新しい生活を始めるときに聴きたくなる曲はありますか。
上京だけでなく、他県や他国への引っ越し等、様々な場面で歌に励まされるのではないかなと思います。
お気に入りの歌を聴きながら、楽しい新生活をお過ごしください。