ダノシジン

九州熊本県出身。元パフォーマー(プロレスラー兼ミュージカル座長)。実家の事業の失敗、家の火災、熊本地震に合い、一時全てを諦め絶望する。しかし東日本大震災で被災し、避難してきた妻と出逢い結婚。現在は、東北福島県で会社員をしながら、妻と幸せに暮らす。

ダノシジン

九州熊本県出身。元パフォーマー(プロレスラー兼ミュージカル座長)。実家の事業の失敗、家の火災、熊本地震に合い、一時全てを諦め絶望する。しかし東日本大震災で被災し、避難してきた妻と出逢い結婚。現在は、東北福島県で会社員をしながら、妻と幸せに暮らす。

最近の記事

詩作 カラスが啼いている

カラスが啼いている 名もなき黒い八咫烏 その真下に孤独の影あり 幽霊のように孤独と踊る 何をしたいのだろう たった独りで 酒を飲んで街中で 人寂しいのか そんな自問を繰り返す 意味はない 無味乾燥な時の狭間で 旅の一途で いつもそうだった 子供の頃から 学校が嫌で不登校になった 孤独なひきこもり生活 無駄な時間を長く長く過ごした いやあの頃はしっかり苦しんでいた 自分を変える為に夢を追った時期もある 格闘技に音楽に 色々仕事もやってきた 新聞配達に土木工事にタイヤの整備 整体

    • 詩作 小さな町

      この小さな町には変わった人たちがいる ピンクのおじさんは朝から町中を闊歩し 仙人は夜な夜な飲み屋を孤独の放浪をする 女性は美人が多いが性格は厳しい 男は女好きが多く細かいことにうるさい この町の売りは旨い飯と酒だろう 東北の寒さがそうさせるのかはしらない それ以外は祭りが定期的にあることだ 夏は花火大会に秋には松明あかし 御輿祭りにキュウリ天王斎 ウルトラマン関連の祭りやコスプレイベント 月に一回は小さなお祭りがある そういや温泉もアルカリ泉で有名だ 殆どのひとたちがこの土地

      • 西田敏行について

        “もしもピアノが弾けたなら思いのすべてを歌にしてきみに伝えることだろう ーー 人を愛したよろこびや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱や だけどぼくにはピアノがない きみと夢みることもない 心はいつもからまわり 聴かせる夢さえ遠ざかる アア、アア、アー 遠ざかる” 西田敏行さんは、福島県郡山駅出身。明治大学入学をきっかけに東京へ上京。その後劇団青年座の「写楽考」で初主演で注目を浴び、77年、紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞。 テレビでは、「池中玄太80キロ」の主題歌「も

        • 吉田松陰について

          「死ぬことによって志が達成できるならば、いつ死んでも良い。 生きていることで大業の見込みがあれば、生きて成しとげれば良い。さあ、行け晋作!」 これは吉田松陰が処刑される前に、弟子の高杉晋作に送った手紙である。松陰は「桜田門外の変」の後、幕府に対する反発が強まる中で、彼の思想や行動が問題視されるようになり、最終的に1860年に処刑された。松陰は処刑前に「志を持って生きることの重要性」を強調し、彼の最後の言葉も志士たちへの激励のメッセージであった。 私が歴史に興味をもつ切っ掛けと

          詩作 ある人が死にたいと言った

          ある人が死にたいと言った きっとその時は優しい言葉をかけると思う 「大丈夫?何があったの?」 「…嫌じゃなかったら話聞くよ」 「どうしたの?今日は一緒にいるよ」 でも生と死の問題なんて解決はしない そんなことは分かっている この先辛いことが沢山あることも 世界は不平等で理不尽な山であることも ある人は上手くいくしその他は転げ落ちる 恐らく死に体の人は冷たい 「じゃあ死ねば」 「俺が殺してやろうか」 「……(無視)」 それも人間の本質かもしれない でも私は思う メンタルが崩壊し

          詩作 ある人が死にたいと言った

          詩 サイダーを買いに

          何処かの風が季節を知らせる 月光が名もなき草を照らしてる サイダーを買いにゆく道のり サンダルの足音に耳を傾ける ペッタンぱったんペッタンぱったん 茂る暗やみ深まる思索 3本のサイダーを乾いたビニールに 揺らしながら我が家へ歩む ここは東北須賀川旧道の中町 中秋の名月に団子に酔いどれに お祭り好きな我々は 秋祭りを待つばかりと

          詩 サイダーを買いに

          歌詞 愛してる愛してる

          だれだって元々は子供だったように いつかの誰に向かって「今」を歩む そうなんだなね、大人なんて本当はない 仮に僕が老人で死に向き合う時 それは観念というか、カテゴリーを認知してるだけ またそれが認知症によって記憶メモリーが消去されて 生まれ変わりが再現されれば その人はきっと青春に向かって走りだす それでもきっと君を探すのかな 徘徊して喚き散らして 拘縮した脚を引きずりながら 車椅子で愛にむかって まるでそれは運命の赤い糸を手繰り寄せるように 声にならない歌にならない そのよ

          歌詞 愛してる愛してる

          野田家 水害編

          私たち夫婦は良く災害や試練に遭遇する。 妻は東日本大震災後、熊本地震に遭遇した。 私は人災(実家の事業が破産し10年間地獄生活)、家が火災、熊本地震に遭遇した。 不幸中の幸いか、我々は震災でめぐり逢い夫婦になった。そんな私たちが一緒になった瞬間世界的なコロナパンデミックが発生、しかも須賀川水害にも遭遇してしまった。 しかし妻は、災害を乗り越えてきた猛者である。今後の南海トラフや富士山噴火、各々災害に備えて、防災リテラシーを高めている。 今後YouTube動画も含めて、防災やV

          野田家 水害編

          三島由紀夫について

          「諸君は、去年の10.21*から後だ。 もはや、憲法を守る軍隊になってしまったんだよ。 自衛隊が二十年間、血と涙で待った憲法改正ってものの機会はないんだよ。 もうそれは政治的プログラムから外されたんだ。 ついに外されたんだ、それは。 どうしてそれに気がついてくれなかったんだ。 日本を守る事。 日本を守るとは何だ。 日本を守るとは、天皇を中心とする、歴史と文化の伝統を守る事である。 おまえら聞けぇ、聞け! 静かにせい 静聴せい! 話を聞け!男一匹が、命を懸けて諸君に訴えてるんだ

          三島由紀夫について

          詩作 僕の身体が拡張した日

          僕の身体が拡張した日 心は空洞化するのだろうか 視力が低下し眼鏡を付けたあの時 外の世界が知りたくて走りだしたあの場所 もっともっとが自転車に原付、車になって その度にこの魂は自由に飛び立つ可能性を知る 知能拡張は何を見せてくれるのか ドラえもんとは違う未来予想に戸惑いはあるか 死と生の狭間が限り無く遠ざかる現代で 生命の拡張が進み人類のアバター化が迫る アルゴリズムに手順化された超人類は 我あるがゆえに我ありを無意識に変える 悟りの本質が空虚なる漠然とした絶望ならば これか

          詩作 僕の身体が拡張した日

          詩作 さすらいのぞんびさま

          さすらいのぞんびさま 天は我らをご存知か 何マイルを越えて 死体は運送され 廃棄を辿る 女よ乙女よ母さんよ いつも悲劇のヒロインよ いつ立つ殺伐宵の寝に 逃げる愛を追いかけて 今宵よ今宵よ死に体で さすらいのぞんびさま リストラでほーむれす 金なき友なき仕事なき 泣き鳴き慰き亡き世の常を そこはかとなく無情を悟 ああ、他愛、嗚呼 欲望という神よ 死体からも吸い上げるというのか この孤独な身体で この渇れた灰色のこころで 旅を続けろというのか さすらいのぞんびさま いや

          詩作 さすらいのぞんびさま

          30歳になった時書いた日記

          もう直ぐ30代になる。 10代20代生きてみて30代に成る感想。それは、中2のまま老けた感じ。 中2病のまま結婚もせず、定職にも就かずなんとなく今がある感じ。 しかし今になって初めて大人になってきた気がする。成人式の今日、僕も成人したと思う。 大人になることとは? 現代に於いて通過儀礼は、本来のそれとは違う。責任とか安定とかそういうものとは違うと思う。 なんというか死を感じる。 死に近づく感じ。 漠然としたものが全てリアルになる感じ。 僕が思うに日本人は、30歳を境に老人にな

          30歳になった時書いた日記

          夫婦おすすめ飯 大東屋珈琲店

          福島県須賀川市にある喫茶店「大東屋珈琲店」。 なんと、特撮の神様ウルトラマンの生みの親‘’円谷英二‘’が産まれた聖地として崇められる場所。 こだわりの珈琲に、モーニングやランチサービスもあり朝8時から営業!!近くにはテッテ図書館と円谷英二ミュージアムがある為、円谷英二を堪能したい方々には是非おすすめだ。 地元に住む我々からすれば、食事と珈琲が美味しいので特撮オタクでない人でも楽しめる場所だ。

          夫婦おすすめ飯 大東屋珈琲店

          詩作 ららら

          断崖絶壁に中腹のおいら カヤックに宙ぶらりんだ 落ちていく奴等もいるし どうにか命拾いする奴等もいる 本当は人生なんて虫の息 〈美しい虫にもなれず まるでゴキブリのようだ ビールと玉ねぎ天ぷらが慰めさ(ゴキブリノ大好物) いやゴキブリだって友人さ〉 芸術に反比例した宿命にも 四苦八苦の弾語りが詩作を紡ぐ ここは酸素が薄いんだ 苦しんだ虚しいんだ 山頂の真ん中で踠いている網翅類だ ここまできたんだ生きたいさ 登頂したとて窒息さ それでもららららららさ 阿呆と馬鹿者のハイブリ

          詩作 ららら

          夫婦ゆったり温泉日記

          私たち夫婦は、休日になると、散歩がてらに温泉巡りを始める。 地元でもある福島県須賀川にも市民温泉(アルカリ泉)があり、格安で温泉に入れる。 またスーパー銭湯も好きで、福島県須賀川にあるひばり温泉や郡山の招き温泉などでサウナやマッサージチェアを楽しむ。 色々と温泉を巡り(郡山温泉や並木温泉、飯坂温泉等々)、たまたま仕事の研修で寄った磐梯熱海温泉に惚れてしまった。 それからというもの、休みは専ら熱海温泉一筋という訳だ。磐梯熱海熱海の説明をチャットGPTで検索すると、 (磐梯熱海温

          夫婦ゆったり温泉日記

          詩 7年目の梅雨入り

          7年目の梅雨入り 福島は星空だった 私はなまり言葉を覚えて だばいやねごーなど 身体に東北を吸収した 九州男子から見て東北は いつも真面目で我慢強く武者が良かった 男は純粋で寡黙だったし 女性は美しく我慢強かった その空間が自分には心地好く 自然体なる民族的アミニズムが根底にあるように感じた その哲学的なまた思想的な人の歩みは客観視以外には見えない現象なのだ まるで人並みな凡庸な言葉で表現すれば「美しい」というそれだった 季節折々の風景が絵画のように神秘的だったし あまりにも

          詩 7年目の梅雨入り