「類をもって集まる法則」と病気からの気づき~ステージ4脳腫瘍、悪性リンパ腫を克服した看護師~
はじめに
訪問ありがとうございます。私は、ステージ4の脳腫瘍と悪性リンパ腫を乗り越え、現在は完全寛解している元看護師のひかりです。結婚後、趣味として始めた芸術系の習い事や心理学の勉強、ボランティア活動、読書などを楽しんでいます。退院後も、脳トレの一環として日々新しいことに挑戦中です。
今回は、私が病気を通じて体感した「類をもって集まる法則」とその影響についてお話ししたいと思います。この考え方は心の在り方が生活や人間関係にどのように影響を与えるかを考える上で、とても役立つものでした。
「類をもって集まる法則」とは
「類をもって集まる法則」とは、似たもの同士が引き寄せ合う現象を指します。
本にはこう書かれていました。
この世の中には、「類をもって集まる という法則がある。つまり、同 じようなもの同士が集まるということである。馬は馬づれ、牛は牛づれといった うに、似たようなものが集まって生活するのだ。
友人でも、自分と似たような人が集まって来る。まじめな人には 友達が出来、不良青年には不良の友達ができる。家族などはことに「同じような心の人」が集まっているのであり、そこに例外などはない。ただ、「どのくらい 似ているか」「どんな点が似ているか」ということになると、人や物によって色々とちがうのである。
それ故吾々は、家族の誰かを軽蔑したり、憎んだりしてはならないのだ。「あの人はいやな人だ」と思うかもし が、それは「自分と似た者」であり、いわば 「自分の欠点」を別の面から見ているようなものである。こちらが相手を咎め める心でいると、相手もまたこちらを咎める心になる。こうして、「似たもの同士」がいがみ合うという、不幸な状態が続くのである。
ところがこれに反して、自分が相手に 「感謝する心」になれば、相手もまた自分に対 して感謝するようになる。「感謝の心」が「感謝の心」を呼ぶのであり、「明るい心」が「明るい心」を呼ぶのだ。 いや、そればかりではない。「人間の 心」が明るくなれば、 その周囲に 「明る い出来事」が次々に に出て来る るようにな る。「心」はそれと似た「物」や「事件」 を引きよせるからである。こうして人は その心に似合った運命の持ち主となる。 「暗い心」をもてば「暗い運命」となり、 明るく親切な心をもてば、明るくたのし い人生があなたのものとなる。
さらに又、自分の肉体も、心と同じよ うな状態になるのである。いつもブツブ ツ不平をいっているような人は、その肉体にもブツブツが出来、腹具合いが悪く なったりする。人をにくんでいると、 病気ばかりしていなければならない。それ は「不調和な心」が「不調和な肉体」を呼びよせるからである。目上の者と争ったり、目上の者である祖先をないがしろにしていると、頭の病気になることが多い。自分の手足となって働く部下(或いは目下のもの)と争っていると、手足が不自由になったりするのである。 このように、すべて「類をもって集まる」のが原則であるから、あたかも鏡を見るように、自分の周囲には「自分の心があらわれている」と思い、周囲を見て、 自己の心の姿勢を正さなければなら のである。
つまり、自分の心が持つエネルギーが、周りの出来事や人々を引き寄せるという考えです。この法則を理解し、実生活に活かすことは、心身の健康を整えるうえでも非常に有益です。
家族や友人、職場の人間関係においても、この法則は当てはまります。「相手を責める気持ち」は相手から同じ感情を呼び起こし、「感謝の心」は感謝を引き寄せます。まるで鏡のように、自分の心の状態が周囲に反映されているのです。
病気を通じて学んだ感謝の力
私自身、この法則を深く実感することになったのは、病気を経験したことがきっかけでした。当初は、病気に対する不安や恐怖で心が沈みがちでした。その結果、周囲の親切に気づけなかったり、物事が悪い方向に進んでいるように感じたりする日々が続きました。
ある日、「感謝の気持ちを持つこと」の大切さに気づきました。ほんの些細なことに感謝し、できる限り前向きに過ごすことを心がけるようにしたのです。すると、不思議と周りの人たちの笑顔や親切な言動に目が行くようになり、日常の中の幸せに気づけるようになりました。
日常の幸せを見つける
感謝の気持ちを持つようになると、今まで見過ごしていた日常の小さな喜びが見えてきました。
朝日が差し込む窓辺に感謝し、一日の始まりを楽しむ。
庭の花々の美しさに心を打たれ、その生命力に感動する。
小鳥のさえずりに耳を傾け、自然の調和を感じる。
子どもたちが元気な声で挨拶してくれる瞬間も、私にとっては宝物です。以前は気づかなかった小さな幸せに気づけるようになり、毎日が豊かに変化していきました。
娘との時間を宝物に
先日、週末に受講しているセミナーを忘れていたことに気づき、先生に謝罪のメッセージを送りました。
高次脳機能障害の後遺症で、物忘れが出てしまうことがあるのですが、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
娘とショッピングモールに出かけた際に、幼稚園のママ友や、先日「お花の寄せ植え教室」で一緒だった方にバッタリ会いました。
皆それぞれの場所で頑張っていて、近況報告をし合いました。
今日は、アプリのクーポンが2,000円分当選したので、旅行用に娘とお揃いになるマフラーを購入しました。
セール中だったこともあり、高級感のあるマフラーが破格で購入できました。
高次脳機能障害の物忘れで、以前、出雲旅行に行った際に、星野リゾート界出雲に洋服を2着も忘れてしまった苦い経験があります。
それ以来、旅行や帰省の際は、高価なものは持っていかないようにしています。
娘は、大人の真似をしたがるお年頃で、大人っぽいデザインのマフラーを選んでいました。
最近、背が伸びてきたので、街中では姉妹に間違えられることも。
40代半ばと小学生、どう見ても親子にしか見えませんが…(笑)
娘との会話の中で、一緒に笑い合える時間は本当に貴重です。
昔話に花を咲かせたり、最近の趣味について語り合ったり。
そんな何気ない会話が、私の心のエネルギーとなっています。
家族との絆の大切さ
病気を通じて、家族の存在の大切さを改めて感じました。一緒に食卓を囲み、温かい食事を分かち合う時間や、何気ない会話のひととき。それらがどれほど心を支えてくれるかを実感しています。
家族は、最も身近な存在でありながら、ときにそのありがたさを忘れてしまいがちです。私はこの経験を通じて、家族との時間をより大切にするようになりました。
ボランティア活動の喜び
健康を取り戻しつつある今、地域のボランティア活動にも積極的に参加しています。活動を通じて、人々と交流し、お互いに励まし合う時間は、私の心のエネルギーの源です。
「感謝の心が感謝を呼ぶ」という言葉通り、周囲と良いエネルギーを交換することで、自分自身の生活も明るくなっていくのを感じます。
心の在り方が運命を変える
病気を経験する前の私は、ネガティブな感情に囚われがちでした。しかし、今では「明るい心でいること」「感謝の気持ちを忘れないこと」を大切にするようになりました。その結果、健康状態も改善し、充実した日々を送れるようになっています。
無理をせず、自分のペースで楽しみながら過ごすことで、日常がさらに豊かになっていくのを感じます。
明るい未来に向けて
「人はその心に似合った運命の持ち主となる。明るい心を持てば、明るい人生があなたのものとなる。」
この言葉を胸に、一日一日を大切に生きていきたいと思っています。自分の心が変われば、周囲の世界も変わる。これからも明るい心で前向きに進んでいきます。
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