【8月8日@東京ドーム観戦記】中畑清の現役時代のお小遣いが20万円だった件
戸郷×大城バッテリー復活勝利！
8月8日、娘と巨人vs広島カープ戦を観に東京ドームへ行ってきました。セ・リーグ首位攻防戦の３戦目は巨人の若きエース戸郷翔征（24）の快投で巨人５－０広島の完封勝利！
初戦の大敗と2戦目の延長12回引き分けの憂さをはらす、気持ちよい1勝。戸郷が組みたいと言ったという大城とのバッテリーもよかった！
やはり相性というものはあるし、結果を残しているなら、ピッチャーが受けて欲しいキャッチャーと組むのが一番いいのではと思います。
今回は指定席FC中央というチケットで東京ドームの2階席からの観戦でしたが、一番前の席がとれたのでお得感◎。1塁側のベンチ前、円陣の様子などもよく見えて、これで￥3,200はコスパ良好じゃないでしょうか。
1987年当時、中畑清のお小遣いは月20万!?
そしてこの日は「オールドサマーシリーズ」と題して、往年の選手の応援歌が使われたり、「あなたが選ぶベストナイン」の第1位が結果発表になったり（抑え投手部門1位に選出された上原浩治さんが始球式！）、カルビーのプロ野球チップスについてくるカードが配布されたり、ちょっとしたイベント感がありました。
早速、野球カードを開封すると娘は吉村禎章さん、現・読売ジャイアンツ編成本部長スカウト担当。私は”絶好調男”の中畑清さんのものでした。
高校1年生の娘は「へ？誰？」という感じでしたが、私は懐かしくてニヤニヤ。何より興味深かったのが裏面の選手紹介。
吉村さんのカードは打撃成績や選手としての特徴が書かれていましたが
中畑さんは箇条書きで……
●家族：仁美夫人33才・淳9才・恵5才
●所有者：ベンツ500SEL
●月の小遣い：20万
●趣味・特技：絵画鑑賞・ゴルフ・カラオケ
●星座・血液型：しし座・A型
なんと月の小遣いまで書かれていました。
おもろい！
この野球カードは1987年のものを復刻したものだそうで、1975年に駒澤大学からドラフト3位で入団した中畑清さんはその年プロ12年目。1軍の試合に出始めてからは10年目です。当時の年俸を調べてみると推定ですが3750万円。1986年12月～1991年2月頃までの期間はいわゆる”バブル景気”。私のなかで、昔の野球選手はセカンドバックを小脇に抱え、ゴールドのネックレスをじゃらつかせて派手に銀座で遊んでいたイメージがあるのですが（←すごい偏見）月20万円で足りたのかな？と余計な憶測までしてしまいましたｗ。
もちろん私からしたら羨ましい金額。当時の子供たちもプロ野球選手スゲェと夢をふくらませていたのかな。
お隣のカープファンの少年とお父さんのやりとりにほっこり
1塁側ではありましたがかなり中央寄りの席だったので隣にはカープのユニフォームを着た小学生の男の子とお父さんが。おそらく男の子はまだそんなに野球に興味がなく、カープファンのお父さんが「息子と野球観戦を楽しみたい」目的で連れていている様子。そのお父さんが男の子に語りかけるジャイアンツメンバーの選手紹介がリスペクトに満ち溢れていて、私はとても心地よく聞いていました。チャンスで岡本や大城が回ってくると
「ほら日本代表！いい選手だから打たれちゃうかな～、大丈夫かな～」とお父さん。男の子はカープのチャンスでもジャイアンツのチャンスでも
メガホンをカチカチ叩いて応援しています。
お父さんも野球観戦＝楽しいことを息子に思い出づけようと、いろいろ買ってあげていていました。男の子は焼きそばを食べ、さらに唐揚げとポテトのデカ盛をパクパク。焼きそばの香ばしい香りにそそられ、私と娘も焼きそばにすればよかったと後悔。反対側のお隣に座っていたジャイアンツファンの若い男子2人は5回終了後の球場整備の時間に消えたと思ったら焼きそばを買って帰ってきました。だよね。やっぱ、焼きそばだよね！
と、ほっこり微笑ましく観戦していたのですが、真後ろに座っていたジャイアンツファンの男女カップルの女性が口が悪くて………。何度も後ろを振り返って睨んでやりたい気持ちになりました。
推しチームの活躍時にはおおいに声援を送ればいいと思うのですが、相手チームを落とすようなことをいう必要はないですよね。家でひとりで見ているときならまだしも目の前にカープを応援しに来ている男の子とお父さんがいるのに。
娘もあとから「ジャイアンツファンとして恥ずかしい人いたね」と言っていました。野球観戦は自分なりに楽しめばいいと思いますが、やはり周囲への配慮も忘れてはいけないと思うのです。
そういえば、スタッフがごみの回収をしにきたときに、列の中央に座っていた私たちが渡しずらそうにしていたら、隣のカープファンのお父さんが「渡しましょうか？」と受け取り、さらにはその列の端っこにいたジャイアンツファンがバトンを引き継いでくれました。うちのごみのバトンリレー、ありがとうございました。へんな人もいますが、基本的に野球観戦は優しい、温かな空間です。5-0の大差がついてしまい、8回くらいで退席するカープファンが隣の男の子にコーラを買ってあげて「しっかり応援するんだぞ」と言って帰っていきました。ジャイアンツファンの応援席の中に数少なく目立っていたカープファン同士の交流にもほっこり。夏休みの楽しい思い出になるといいね。
これまで球場に訪れて観戦した試合の勝率は.166で私が観に行くと勝てないことが続いていましたが、この日で.286とクリーンナップの打率並みに上昇！
次は日曜日のスガコバの日のチケットが取れますように。
