褒めればいいってもんじゃないんだな
「褒めて伸ばす」
「いいところを褒めて認めてあげる」
確かに大切なことなんだけど…。
それは分かるんだけど…。
「…」の部分についての話です。
冬休み明けから、また学校に行くのが嫌になっている娘。それでもその日の朝、教室まで行くことはできそうだったのに。
玄関で手指消毒しただけで
「はい、おりこうさん!」
靴を履き替えていたら
「頑張って来れたね!すごいね!」
しつこく、やけに明るく「おはよう!おはようございます!」と言ってくる先生方。
娘には、療育手帳が取得できる程度の発達の遅れがある。しかしそんな彼女も、これだけやたらと褒められれば、うんざりしてひねくれてしまうくらいには成長している。「元気づけよう、いい雰囲気を作ろう」としてくれているのは分かる。だけど正直私もうんざりした。彼女の中でどれだけ言語化できているかは分からないが、うれしく思っていないことは、はたから見ていても明白。とうとう帰りたいと泣き出した。
完全に裏目に出ている。
そして先生たちは、そのことにたぶん気付いていない。
ただ何でも褒めればいいってもんじゃない。
褒める場面、褒め方が大事なんじゃないのかな。
学校に来たら、ただ「おはよう」って笑ってくれればいい。
存在を認めてくれればいい。
何かを頑張ってやり遂げた時や、何かに気付けた時、できなかったことができるようになった時などの場面でしっかり褒めてくれればいい。そのほうが、メリハリがあって、本人の達成感は上がるんじゃないかな。
そんなことを考える週末。
このことを学校にきちんと伝えたくて、
とりあえずこの場所を借りて、私の中で言語化してみた。うまく伝わるだろうか?