放課後の職員室
金曜日。
授業2コマと運営委員会のみ。
生徒指導少々と担任不在のため、担任代行。
これまた担任代行で家庭連絡数件。
16:00にはやることがなくなり、学年の初任者の初任研の公開授業の準備を手伝う。
さっさと帰りたいのだが、そんな日に限って18:00より学年PTAの打ち合わせ。
これも業務なのか?と問い合わせたい気持ちはあるが、こらは年1、2回のことなのでスルーしている。ただ、意見は出す。
この打ち合わせも保護者の皆さんと速やかに進めることができた。
職員室に戻ると、
他の学年部はちらほら程度だが、ウチの学年部のみ残っている。
あちゃーと思うものの、会話は楽しそうである。
この日は妻に保育園の迎えもご飯もお願いしたので、そこまで急ぐこともない。少し混じって様子を伺う。
楽しそうで和気あいあいとして何よりなのだが、それ故に早く帰ろうという気はないようだ。
やることはあるようだが、何ともゆったりしている。
私は若い頃から勤務時間後の職員室の生産性のない雰囲気が嫌だった。
職員同士のコミュニケーションを蔑ろにしたいと言っているのではない。それは勤務時間内で十分にできることである。
あのダラダラとした雰囲気な流されることで自分自身も流させるような気がして積極的に避けてきた。
勤務時間後にダラダラしているのも、たまになら良いだろう。ただそれが日常というなら首を傾げてしまう。
放課後の学年部の様子は他からチラリと聞いていたが、今日はその光景に直面してしまった。
もちろん、その働き方を選択しているのは職員自身なのだが、そんな状態で「忙しい、忙しい、時間がない。」と連呼するのもいかがだろうかと思う。
主任として、学年団に早く帰ってほしいと思っていたが、うーん、これ以上は私のエゴなのかも。
教員の働き方についてはいろんなところで議論されているが、長時間労働のうちの一定割合はこのような放課後の空気感なのだろう。
これはお上のせいでも何でもない。
やはり教員の働き方改革の本丸は教員自身なのだろう。