
育児休業の日々に行くべきは子育て支援センター
私が2年前に育休を取得していた期間は毎日、市の子育て支援センターに娘を連れて行っていました。
子育て支援センターは市の施設で、保育士や保健師が常駐しています。
気軽に子育ての相談ができたり、広場にはおもちゃや遊具が備えられており、保護者監督のもと、自由に子どもを遊ばせることができます。
私の8ヶ月の育休はその大半、妻が勤務していたので、日中の家事育児は全てやる所存でおりました。育休中、父親一人で娘を連れて子育て支援センターに行くのは、最初はものすごく緊張していたのを覚えています。公園デビューに挑むママの気持ちがよくわかります。そして、支援センターに行くと広場にいる大人の男性は私一人なんてこともよくありました。
有り難いことにそれまで育休をとっていた妻が毎日子育て支援センターに行くという轍をつけてくれていたので、私が行った時点で娘の顔はよく知れており、おかげで支援センターの職員、常連のママたちも話しかけてくれました。ドギマギしている父の緊張を解いてくれました。
支援センターに行くとまだ保育園に行っていない子どもとそのお母さん、もしくはそのおばあちゃんがよく来ています。
広ーい公園だと、お互いに喋りかけるタイミングがない時がありますが、子育て支援センター内のおもちゃや遊具で遊んでいると、子どもの方から周りの子どもや大人にアプローチしてきます。
例えば、おままごとをしていて、他の一緒にその輪に入るとき、おもちゃを受け渡したり、奪い?取ろうとしたりしているうちに近くの大人がサポートに入ります。
そんなときに、
「とっちゃってすいませんねぇ」
「可愛いですねぇ。いくつくらいですかぁ?」
なんて言っているうちに自然と大人同士のコミュニケーションをとることができました。
家に2人ぼっちでいると、いくら可愛い我が子でも気が滅入ってくるときがあります。
それを防ぐ意味でも雨が降ろうが、雪が降ろうが毎日、支援センターに行っていました。
楽しくなってしまった私はよく我が子そっちのけで、他の子と遊んでいることもありました笑
支援センターに来ると、同じ月齢くらいの子とそのお母さん方とのつながりができるので、自然と子育ての悩み、家事の悩みの相談ができました。
「自分でスプーンを持って食べさせるにはいかにすべきか」「トイレトレーニングの導入をいかにするか」「うまく寝かしつけるためにはどのようにするか」「どこかよい遊び場はないか」など子育ての超実践的な内容を教えてもらいました。
パパが平日に支援センターに子どもを連れてきているということ自体が珍しかったのだろうと思いますが、職員の皆さん、たくさんのママさんから良くしていただきました。
さらに有難かったのが、毎日のように来ていた利用者の方々の多くが娘と同じ保育園に通うことになり、入園式の時点で多くの知り合いがいたのも心強かったです。
地元のコミュニティが失われつつある現代ではありますが、子育て支援センターは地域コミュニティの重要な機能を果たしていると感じます。
遠くへお出かけももちろん楽しいのですが、地元の子育て支援センター、個人的はおすすめです。