「リード」について
男友達がついこの間失恋した。
長年思っていた子に振られて、すごく落ち込んでいたので、帰り道に少し話を聞いた。
友達はとても優しく、剣道をやっている男の子。笑顔が爽やかで、何事も真面目に向き合う性格のように自分からは見える。
つまり人間的には大変魅力的な人だ。
しかし、彼は自分の行動を振り返って
最後にこう言った。
「俺、全然リードとかかっこよくできないからさ。そこがダメなんだろうなぁ」と。
そこで今回は「リード」について自分が今思うことを共有してみたい。
まず、リードとは
意中の相手とのデートの際にその流れがうまくいくよう積極的に働きかけることを言うと調べた記事に書いてあった。
うーん、難しい。
自分は「リード」のかたちは様々あっていいと思う。男性が、女性が、年上がなんて関係なく、リードをやりたい方がやればいい。
だって
あんまりにも無理してコテコテにリードされれば
「え、なんだなんだ?気を遣われてない?」
とか
「え、ちょっと無理」
とか思っちゃう。
なぜなら、その行為を相手が無理して行なっていた場合、それが伝わり変に緊張するし、こっちも気を使う。
そうすると、踏み入った話もしにくくなるかもしれない。
最悪の場合、緊張しすぎて
お互いに一緒にいることを楽しめなくなるかも。
だから、無理してリードしなきゃ!なんて思わずに、自然に接してれば良いと思う。
そこから学んでいけば良い。
素敵な行動だなって思う行動を見つけた時に、やってみよって気持ちでやってみたらいい。
けれど、やりっぱなしにしないで、最後まで見てみてほしい。自分が良いと思った行為を相手がどう受け取っているのかを。
だって相手は他人。
自分の嬉しいは相手の嬉しいじゃないかもしれないから。だから、相手のことを見て、話して知っていく。
そこから学んで、挑戦して、また学んで。
そうやって二人の心地よい方法を
見つけていけば良いと思う。
だって、スマートにリードすることより、相手が喜んでたり、嬉しそうにしてたら嬉しい気がして。
日常のちょっとした行為で、あの嬉しそうな顔が見れるんだったら、いいなぁって自分は思うから。
車道を歩くのだって、もちろん守ってあげたいなって気持ちもあるけれど、大切だよって伝わった時のあのふとした微笑み見たさでやっている節がある。
つまり、何が言いたいかと言うと
リードできないって悩む必要はないんじゃないかなってこと。
一緒にいたい人と学んでいけば良い。
大丈夫。最低限のことは相手を大切に思っていれば自然とできてたりする。大丈夫ちゃんと伝わる。
重要なのは大切って思う気持ちな気がしてる。
だからね、そんなに落ち込むな、少年。
君は大丈夫。人を大切にできる人だよ。
リードなんていつのまにかできるようになってるよ。大丈夫。君はいい男だ。
…ただ、モテたいってことなら別の話かも。笑