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褒め日記

 思考の可処分時間の話を書きましたが、最近実践している中で個人的にこれいいかもなと思っていることを紹介します。

 以前書籍で読んでから続けているのですが、その日にあった良いことや頑張ったことを日記として書くというものです。割と有名だと思うのですでに実践されている方も多いかもしれませんね。

 そこでは”自分を褒めることを書く”と書いてあったような気がしますが、書くことがないことの方が悲しいので、私は結構緩くその日にあったポジティブな出来事を思いついたまま書いています。

 日記、と構えるとなんだかしっかり書かなくちゃとプレッシャーになって結局続かなかったりしますし、実際に何度か三日坊主で挫折したこともあります。なので今回のこれは本当にメモ程度の、○○した、とか、○○できた、とか、下手したらいい天気だったとかその程度の事でも書くようにしています。

 これは本来の意図というか効果としては、思考の可視化による整理や自己肯定感のアップを期待するものだと解釈しています。ただ私の場合、それ以上に”それを書くためにポジティブなことがなかったかを思い出し考える時間”こそが、大きなメリットではないかと実感しています。

 毎日タイムリーに書けるわけではないため、ふと時間が空いたときにアプリ(簡単な日記を書けるもの)を開きます。別に紙でも日記帳でもスケジュール帳でもいいんですが、一番手元にある時間が長いのがスマホなのでアプリを使っています。
 ルールをガチガチにしてしまうと続かないので、例えば遡りで昨日や一昨日のことを書くのもOK。どんなに短文でもOK。ただしなるべく3つは書く。といった感じで書いています。薬を飲んだことも書いておくと、備忘録にもなっていいです。
 ただし、ネガティブな内容は絶対に書きません。あくまでポジティブなことだけ。あとはフラットな事実など。

 本来であればそういった空き時間は何かしら不安の種を育てて憂鬱になっていることが多いのですが、ポジティブなことを書くという目的というか作業がある以上、そのことについて考えざるを得ません。
 これはまさに思考の置き換えで、それをしている間は不安を考える隙間がないので、結果として不安を感じないというわけです。そして、慣れてくると”これは日記に書こう”とか、日頃からポジティブなことを探す癖がついてくるので、少しずつ日々の中で置き換えの時間が増えていくことになります。
 今の私は、これの道半ばにある状態です。

 単純に、ポジティブな情報に触れるというのはいいことです。それが自分の事であればなおさら。大した手間もなく、置き換える時間もそれほど多くは無いですが、こういった小さなことからプラスを増やすことが大事だなと思います。

 こうしたやり方自体は特に目新しいことではないですが、良さそうと思ったらとりあえずやってみるのが良いのかなと。ハードルは思いっきり下げて、気軽に、気楽に。なるべく負担にならないように。そうやって自分なりにカスタマイズして、フィットすればラッキーくらいで軽く試してみるのがいいのではないでしょうか。

 クソ真面目で完璧主義で常に気を張っている自分のような性格の人間には、意識してズボラになるくらいでちょうどいいのです。


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