私立小学校教員の辛いところ
元公立小学校教員で私立小学校教員です。昨日は冬至だったので柚子風呂に入って柚子茶飲みました。
さて!今回は私立小学校教員って辛いところってことで、ちょっとネガティブキャンペーンになってしまうんですけど、公立小学校と比較することで考えていただければと思います。
7時間目、土曜日授業が辛い
公立小学校と比べて圧倒的に授業時間が多いのが私立小学校ではないでしょうか。稀に公立小学校とほぼ同じぐらいの授業時数設定の学校もありますが、公立小学校よりも授業が多いことは私立小学校の売りポイントになっています。
授業だけではなく、放課後のアフタースクールという事業もあります。また、勉強会という居残り学習もあります。これらは委託事業もあるのですが、教員が負担している学校もあります。
空きコマが多いのは以前話しましたが、子どもと一緒の拘束時間が長いので、気が休まらないかもしれませんね。なんか、子どもら下校後ってちょっぴりホッとしません?その時間は極端に少なくなるのです。
非正規の常勤講師からスタート!?
公立小学校といえば、自治体の教員採用試験を受験して合格すれば教諭!不合格でも講師登録すると臨時講師になることができます。
私立小学校はどうかというと、専任教員(正規)、常勤講師(1年契約)、非常勤講師(1年契約)っていう名称があります。
この専任教員という、いきなり正社員をそもそも実施していない私立小学校もあります。これは辛いかもですね。要するに常勤講師を数年してから正社員登用をするというシステムです。最初は不安定というか本当に採用されるのか心配ですよね。
でも、これは賛否両論あると思うのですが、5年ぐらい公立の教員採用試験受けているのに受からな~い。という方は私立小学校勤務考えてみてもいいと思います。
公立小学校と違って現場でコツコツ頑張っていることが評価されて正社員登用されます。この問題ってどこの学校にもありません?
現場でめっちゃ頑張ってる講師の先生教員採用試験落ちる問題。僕は私立の登用制度がいいと思うんですけどね。
病気休暇が使えない!?
公立小学校では精神疾患で休職した先生が過去最多になりました。
ネガティブな話するんかって思うんですが、これは裏返すと公立小学校では休職する環境が整っているということでもあります。
病気休暇という制度をご存知でしょうか?約3ヶ月間は休めます。その間の給与は満額貰えるのです。公立小学校では、当たり前ですが、私立小学校ではこの休暇が存在しない学校があります。
病気休暇がない学校で休職になると、年休を消化してからは欠勤になります。欠勤の間は給与はでませんが、日本私立学校振興・共済事業団から傷病手当が出ます。
しかし!!
給与のおよそ8割なのです。
公立小学校だったら3ヶ月満額でもらえていたのに減ってしまいます。この点からも公立小学校って福利厚生に恵まれていることがお分かりだと思います。
おわりに
私立小学校って会社です。公立小学校は公務員です。これは変えようのない事実なのです。メリットとデメリットがあると思います。私立小学校って転勤がないのがいいといいますが、本当にいいのかどうかは人それぞれになると思います。僕は公立は!私立は!とかそもそもラベル分けするのも無意味だと思います。でも、何かを伝えるときには便利なのでお話させていただいております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。