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アマプラ映画【カラオケ行こ!】この世の中きれいなものばっかりじゃないんだぜ。さあ、紅歌おうぜ!
合唱部部長の岡聡実(おかさとみ)はヤクザの成田狂児(なりたきょうじ)に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。
組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。
狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」。
聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしかふたりの関係には変化が・・・。
聡実の運命や如何に?そして狂児は最下位を免れることができるのか?
円は国際基軸通貨になり得るか?
まったく映画に関係のない話題ですが。
大学時代、国際金融論の授業で、
「円はドルのような国際基軸通貨になれるだろうか?」
という議題がありました。
結論は「なれない」。
だったのですが、国際基軸通貨になり得る条件として、
相手国に対する債務を相互に有しているかどうか、
というのが、ひとつの条件だったように記憶しております。
その点、日本は多くの国に対して債権は保有しているものの、債務を有しているケースが少なかったので、「なれない」ということに。
(うろ覚えですので間違っていたらごめんなさい)
当時の私は、
そうか、お互いの弱みを共有してこそ生まれるものがあるんだな。
と思った次第であります。
惹かれ合うのは、お互い悩んでいるからこそ
主人公である合唱部部長の聡実くんは◯◯で悩み、
もう一人の主人公ヤクザの狂児はカラオケ大会で悩んでいます。
お互い悩みを抱え、それら悩みが共有化されていくにつれ、二人の間に絆が生まれていきます。それはまるで国際基軸通貨のよう。。。でもないか。
この二人の関係性こそがこの映画の醍醐味です。
時には楽しく、時には怖く、時には怒って。
これら喜怒哀楽をじっくり味わうのが、この映画の楽しみ方です。
昔はカラオケよく行っていたのにな
20~30年ほど前は、
居酒屋 → カラオケ
という「飲み会における順番」が固定化されていたような時代で、必ずカラオケを歌う機会がありました。
カラオケボックスだったり、スナックだったり、と場所は違えど、飲み会において、必ずカラオケを歌っていました。
私はチェッカーズをよく歌っていましたねー。キーがちょうどいいんです。
「夜明けのブレス」「OH!! POPSTAR」とか、懐かしい!!
その後の歌手は、といいますと、SMAPとかV6とか嵐とかで、ノリの良い曲を歌いたいのですが、いかんせん、キーが高くて歌えない。
おじさん、悲しい。
でもね、この映画を見て感じました。
いいんですよ、きれいに歌えなくても。
劇中、誰もがジンと来るこのセリフ、
きれいなものしか許されへんかったら、この街全滅や
そのとおりなんです。
きれいなもんしか許されへんかったら、人生の機微はあらへんのです。
気持ちを込めて、歌いたい歌を歌う。
これで十分。
さあ、カラオケ行こ! そして叫ぶぞ!
「紅だあああああああああ!」
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