お経Podcast & noteマガジン「音の巡礼」はじめます
2020年4月から、松本紹圭さんと一緒に「Temple Morning Radio」という、お坊さんのトークとお経をお届けするPodcast を続けています。
僕は音源の編集や配信を担当。毎日音の波形を眺めながら、ひしひしと感じていました、、、「お経って、すごい!」
お経がすごい!と思う5つのこと
1. お経はジャンルを超える
まず単純に音楽的に面白い!現代の様々な音楽にその影響を見つけられますが、そのどれとも違う絶対的なユニークさ。
宗派の違い、地域の違い、僧侶の個性によって同じお経でも味わいも大きく異なる。
2. お経は違うところへ連れていってくれる
打鐘、そして一声鳴り響けば音だけで周囲の世界を異化させる力をもつ。音声のみだと視覚情報がないぶん、より鮮明に脳裏にイメージが浮かぶ。
家で聞いても全国各地のお寺にお参りしているような感じ。
3. お経はいつでもどこへでも来てくれる
とあるお坊さんが「話をしてくれと言われたらちょっと緊張するけど、お経はいつもやっていることなので自然によめる」と言っていた。お経はお坊さんにとっては、呼吸と同じような自然な動作なのだろう。
(長さにもよるけど)メールやLINEに添付できるし、今ならSpotifyで聴き放題!にだってできちゃう。
いつでもどこでもお経が聴けるようになったら、お経の可能性が広がりそう。
4. お経は誰でも知っている
世代を問わずに誰でも、お経とはどんなものかわかる。これは意外とパワフル。
国境を超えていくことも難しくなさそう。そもそも海外から伝わってきたものであるし。
5. お経は思いをつなぐ
お経は、そこにこめられた意味合いやよむ人の思いと、聞く人の心持ちを確実に媒介する。実は双方向のコミュニケーションツールなのかもしれない。
そして人々の思いや願いは、お坊さんの声にのって、見えない世界にも。
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最近はこんなふうに「お経のすごさ」を、松本さんや友人たちと話していました。
「Temple Morning Radio」リスナーからはお経に関する反響も大きく
「お経の意味を知りたい」
「よんでいるお坊さんのことを知りたい」
「お寺にお参りしてみたい」
といった声を聞くにつれ音声メディアである「Temple Morning Radio」を補足する、テキストメディアの必要性も感じていました。
「音の巡礼」はじめます
そこで新しくnoteマガジンをたちあげました!タイトルは「音の巡礼」。
「音でつなぐあたらしい巡礼の道」をキャッチコピーに、文字と音声とちょっとの想像力で巡礼の旅ができるようなメディアを目指します。
また、「Temple Morning Radio」に寄せていただいたお経は(ご本人の了承を得た上で)「音の巡礼 Podcast」にも掲載し「お経だけ聴けるポッドキャスト」として配信していきます。
最近、音の編集についても少しづつ学んできたので、「音の巡礼 Podcast」に掲載するタイミングで音源をもっと聴きやすく調整します。
ぜひ、noteマガジンとPodcastをフォローしていただき、音からはじまる巡礼の旅路をお楽しみください!
Special Thanks!
音の編集の先生、Fly soundの福岡功訓さん
デザインを担当してくれた、デザイナーであり僧侶の松山敬典さん
お二人がいなければ「音の巡礼」ははじまりませんでした。ありがとう!
そして、お経をよんでくださっているお坊さんたちへ。いつもありがとうございます。
これまでお経を送ってくださった方々にはお盆が明けたら、お経についてのアンケートをお願いさせて頂きます。
「Temple Morning Radio」へのあたらしいお経のお布施も引き続きお待ちしております!(遠藤までご連絡ください)