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自分で相続税申告書の作成をするソフトをご紹介!メリットや申告の要否判定の方法とは?

相続において、相続税が発生する場合やある一定の国の制度を適用する場合に必要となる相続税申告ですが、
「よくわからないから税理士に依頼したい!」という方もいれば、
「自分で申告して費用を抑えたい!」という方もいらっしゃると思います。

今回は一般の方でもご自身で相続税申告書を作成できるソフトや、そもそも申告が必要なのかを簡単に判断できるサイトの使い方などを詳しくご紹介していきたいと思います。


◇相続税申告システムTASKIはこちら➡️ https://taski.co.jp
◇運営会社サイト"TASKIで相続税申告"はこちら➡️ https://blog.taski.co.jp


1. 相続税申告書は自分で作成できるの?

「そもそも相続税申告って自分でできるの?」
「税理士に依頼するのが普通でしょ…?」
と考えている方も一定数いらっしゃると思います。

ですが、相続税申告書は税理士に依頼しなくても自分で作成することができます。実際に、毎年1割程度の人は税理士に依頼せずに自力で申告しているそうです。

しかし、自分で作成せずにプロである税理士に依頼した方がよいケースもあります。例えば以下のようなケースです。

✓相続する財産が多い(特に5,000万円以上)
✓相続人が多く、関係性が複雑である
✓遺産の中に土地が多数含まれている
✓遺産の中に評価の難しい複雑な土地が含まれている

このようなケースの場合に自分で申告をすると、どうしても申告ミスや計算ミスが起こる可能性があるため、このようなケースは税理士に依頼することをおすすめします。

2. 自分で申告書を作成するメリットとは!?

自分で相続税の申告を行うメリットには、以下の点が挙げられます。

◎税理士報酬がかからないため、費用を抑えられる

まず、一番のメリットとしては費用が抑えられることにあります。これは、もし税理士に申告書の作成を依頼した場合、「遺産総額の0.5%~1%程度」の税理士報酬が発生するため、自分で申告をすることでこの税理士報酬の費用がかからずに申告ができます。

◎税理士を介さないため、スケジュールを調整しやすい

税理士の方に申告を依頼するとなると、面談や修正などのやり取りをするのにお互いのスケジュール調整が必要となります。ですが、お仕事で忙しい方などは、ご自身の好きなタイミングで申告の準備を進めたい!という方もいらっしゃると思います。

10か月という相続税申告の期限の短さを考えると、自分で申告をするということはこういったスケジュール調整に時間を取られずに、ご自身のタイミングで申告ができるというメリットもあります。

◎コロナ禍でも対面の心配なく、自宅で申告ができる

コロナ禍で外出する機会が減り、税理士の方と対面で会うのが怖い、、という方もいらっしゃる思います。自分で申告するとなると、そのような心配なく、ご自宅で一人で相続税申告ができます。

3. そもそも自分は申告が必要なの…? 申告の要否を判断する方法はこちら!

相続をする方の全員に相続税申告が必要というわけではありません。そもそも相続税が必要か否かを判断をしたいという方のために、国税庁が提供している『相続税の申告要否判定コーナー』というサイトをご紹介します。

【参照】【相続税の申告要否判定コーナー】-申告要否判定コーナートップ (nta.go.jp)

このコーナーでは以下の流れで申告の要否を判断します。

  1. 法定相続人の数の入力

  2. 相続財産等の入力

  3. 申告要否判定

  4. 入力内容の確認・印刷

では、具体的な入力方法を順番に見ていきましょう。

1.法定相続人の数の入力

ここでは①配偶者について②その他の相続人(子供など)についての入力をして、遺産に係る基礎控除額を算出します。

国税庁 相続税の申告要否判定コーナー 申告要否判定までの流れ(法定相続人の数の入力)

2.相続財産等の入力

ここでは、①相続財産の金額②債務及び葬式費用の金額③相続開始前3年以内の贈与財産の金額④教育資金・結婚資金の一括贈与のかかる非課税の管理残額の入力をして、課税価格の合計額を算出します。

国税庁 相続税の申告要否判定コーナー 申告要否判定までの流れ(相続財産等の入力)

3.申告要否判定

ここでは、1.2で入力した内容に基づいて、申告の要否を判定します。また、「小規模宅地等の特例」や「配偶者控除」を適用した場合の税額シミュレーションをすることもできます。

国税庁 相続税の申告要否判定コーナー 申告要否判定までの流れ(申告要否判定)

4.入力内容の確認・印刷

ここでは、入力内容に基づいて「相続税の申告要否検討表」を出力することができます。また、印刷をすることもできます。

国税庁 相続税の申告要否判定コーナー 申告要否判定までの流れ(入力内容の確認・印刷)

申告の要否判定の大まかな流れは掴めましたでしょうか?この結果において申告が「必要」であった場合、実際に相続税申告・納付が必要となります。

4. 自分で相続税申告書を作成できるソフトを4つご紹介!

では、相続税申告書をご自身で作成する方のために、ご自身でゼロから計算をして申告書の作成をするよりも簡単に相続税申告書が作成できる市販のソフトを4つご紹介いたします!

①TASKI

出典:TASKI株式会社 TASKI公式ホームページ

「TASKI」は、税理士法人ブライト相続と提携しているTASKI株式会社が提供しているwebシステムで、詳細なガイダンスに沿って必要事項を入力し、申告書を作成できます。相続税の計算や遺産分割のシミュレーションは無料で何度も試すことができます。

また、相続専門税理士への無料相談や、作成した申告書について、税理士によるチェックができます。また、万が一税務調査が行われる場合には税理士によるサポート(有料)を受けることができます。

利用料金は、相続税申告書を出力する際に77,000円がかかります。

★TASKIのご利用はこちら→https://taski.co.jp/

②AI相続

出典:株式会社みなと相続コンシェル

「AI 相続」は、AIのサポートによって必要な情報をフォームに沿って入力するだけで相続税申告書を誰でも簡単に作成できるクラウドシステムです。作成された申告書は印刷でき、捺印後そのまま税務署へ提出することが可能です。

申告書の作成・印刷が完全無料で利用できます。また、有料で税理士による相談を受けることも可能です。

★AI相続のご利用はこちら→https://minatosc.com/ai-souzoku

③ひとりで申告できるもん

出典:岡野相続税理士法人 ひとりで申告できるもん 公式ホームページ

「ひとりで申告できるもん」は、ソフトのダウンロードやパソコンへのインストールなしで相続税申告書の作成・印刷ができるサイトです。会員登録無しで、おおよその相続税額を計算できる相続税シミュレーションもあります。

申告書の作成・印刷が完全無料で利用できます。また、1.1万円(税込)/1時間で専門家の方に相談ができます。

★ひとりで申告できるもんのご利用はこちら→https://souzoku-center.co.jp/

④better相続

出典:株式会社better better相続公式ホームページ

better相続は、質問に答えるだけでできる申告書の作成に加えて、申告書チェック、節税などの相談を無制限で税理士に相談できるサービスをセットで提供しています。

利用料金は定額の79,200円です。また、追加オプションで土地評価、立木評価、書類取得代行などのサービスも付帯できます。

★better相続のご利用はこちら→https://jp-better.com/lp/shinkoku/

まとめ

いかがだったでしょうか。申告要否の判定であったり、様々なソフトをご紹介したことで、ご自身で相続税申告をしてみたいという方に少しでもお役に立てましたら幸いです。

もちろん、税理士に依頼をして申告をすることにもたくさんのメリットがありますを

選択肢のひとつとして、市販のソフトの力を借りるなどしてご自身で相続税申告をすることを検討してみてはいかがでしょうか?