亡くなった人に云々、うるせえ!💢
『墓に唾をかけろ』
エーリッヒ・フロムさんは、孤独を恐れ、他者と迎合するために自由を放棄した人間によって、ナチがのさばったのだと…石原慎太郎をのさばらせた人間も同じだ。
「浜渦武生副知事や特別秘書ら側近、都庁官僚、都議会、そしてメディア……。石原知事は、あらゆる周囲の「迎合」に支えられてきたのではないか。」「多くの都幹部は、最初は違和感があっても、次第に進んで適応するようになった。それができなければ都庁を去るしかなかった。『自分』を持たない人が多いということでしょう」(石原都知事を支える「迎合の構図」=日下部聡 毎日新聞)https://mainichi.jp/articles/20220202/org/00m/070/002000d
「自由を求めるかわりに、自由からのがれる道をさがした」「周囲の何百万というほかの自動人形と同一となった人間は、もはや孤独や不安を感じる必要はない」
「権威主義的性格は、人間の自由を束縛するものを愛する。かれは宿命に服従することを好む。」(エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」より)
石原慎太郎氏って語彙が多くて知的そうですが、オカルト信者で国や家や権力に縛られた、単なる女々しくて狡猾なおっさんだったと思います。
「愛国主義は悪党の最後の隠れ家である」(サミュエル・ジョンソン)
弟の石原裕次郎氏の人気も、さっぱり意味がわからなかった…顔と態度のデカい、ユーモアのないくだらないおっさんと、自己陶酔して歌を歌っているが、詩も曲も自身で創作するわけでもなく、また石原プロが製作するテレビドラマも、さしたる内容はないしクソつまらなかった、欧米のアクション映画への憧れか、銃撃戦にカーチェイス、日本の警察でそんなことあるわけないだろうが馬鹿馬鹿しいと…
そして石原プロの作品でトピックになるのが、車何台破壊したとか、高速道路を封鎖したとか、どれだけ爆薬を使ったとか、家屋や建物を何棟破壊したとか…どうでもええわ!そんなもん😡こいつら戦争に、破壊行為に興奮するガキか!と…
ヤクザは孤独を恐れるゆえ、群れて結束する、親分だの兄さん姉さんと擬似家族を作る。愚連隊も石原軍団も吉本芸人も維新も…
「とっくの昔に死んだ有名だった映画スターの兄ですと言って返り咲いた政治家。弟はドラムを叩くシーンで僕はロックン・ロールじゃありませんと自白してる。」(忌野清志郎「瀕死の双六問屋」“日本国憲法に第9条に関して、人々はもっと興味を持つべきだ”より)
石原慎太郎は自身の父親を思い出して不快だ。あの年代の男は石原兄弟に何がしか影響を受け、自分の父も…なんでそんなもんいるんか、クルーザーなんぞを保有してみたり…常に人を小馬鹿にした不遜な態度も、勝敗に執着し、都合の悪いことを言うと激昂し、アカウンタビリティを果たすどころか、人とまともに話す気もない。ムカつく。徹頭徹尾、自己中心的な男だった。もう死んだが、生きてる内に殴ってやれば良かったとも思う。自分にそういう勇気があれば良かったと思います。小学生の頃、両親が離婚して捨てられたのに、それを取り戻すのに父の会社に入り、社会的慣例に従い間違えて親孝行してしまった、それが悔しい。自分には親より、もっと清く正しく美しい大切にすべき人が…。
孤独への恐れが全体主義を生むと…そういえば安吾さんが、「孤独は神へと至る道」だとか言ってましたね…
「善人は気楽なもので、父母兄弟、人間共の虚しい義理や約束の上に安眠し、社会制度というものに全身を投げかけて平然として死んで行く。だが堕落者は常にそこからハミだして、ただ一人曠野を歩いて行くのである。悪徳はつまらぬものであるけれども、孤独という通路は神に通じる道であり、善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや、とはこの道だ。キリストが淫売婦にぬかずくのもこの曠野のひとり行く道に対してであり、この道だけが天国に通じているのだ。何万、何億の堕落者は常に天国に至り得ず、むなしく地獄をひとりさまようにしても、この道が天国に通じているということに変りはない。」(坂口安吾「続堕落論」より)