将来世代のための社会へ~連載記事のまとめ~
人生を生きていて、「なぜ先の人々はこんなことしてしまったのか」と思ったことはありませんか。仕事の担当レベルの話でもいいですし、組織のルール的なことでもいいですし、国や地域の政治の話でもいいです。
若いころは、単純に批判する側だけにいることができました。
でも、40代を過ぎ、むしろ批判される側になっていくと、ごにょごにょごにょ。言い訳をしたくもなりますが、それでは世の中はよくなりません。できることを考えていかないと。
「将来世代のための社会」へ。
正確にいえば、短期的と長期的の両方の影響を視野に入れ、現世代も将来世代もどちらのこともしっかりと熟慮・熟議して社会の決め事を行っていく社会。
気候変動や生物多様性の損失といった地球環境問題は、人々の生存基盤を少しずつ弱体化させ、将来世代にツケを回しています。そのような世代間問題にどう向き合っていくか。私を含め、国立環境研究所の環境研究者たちが連載記事を書いてきたものが今回(2024年7月)一区切りをつけました。興味がありましたら、17の記事を下記のサイトからご覧ください。
https://www.nies.go.jp/social/navi/colum/index.html
記事一覧:
私がBeyond Generationプロジェクトとウェブ連載を始めたくなった理由
気候市民会議をつくばで行うことになり、その会議設計を考えています
100年先の人々を思いやれるか
将来世代とファイナンス
祖父母が遭遇しないような暑い日を孫は何度経験するのか?
ドイツの気候保護法についての憲法裁判所の判断から2年
持続可能性を測る“ものさし”をつくる
世代をまたぐ社会的営みとしての災害復興
気候市民会議つくばで市の縮図となる参加者をどうやって選んだか
「制度化」で将来の人々を守る
民主主義にまつわる短期志向を考える
「将来世代」と一括りにしてもよいのだろうか
【異分野クロス座談会】将来世代への責任をどう考える?
誰がどのように<炭素の負債>を返済すべきなのか?
社会の「トランスフォーメーション」と将来世代~声を上げる若者を僕が支持するワケ
私たちは「未来をどう考えるべきか」を本当に知っているのでしょうか?
1年間の記事連載をふまえて~国際社会の動向が私たちに投げかけていること
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