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炎を絶やさないということ。


昨年の中頃からモノづくりをしている方や企業の方、自分のやりたいことを開業しようとしたり開業した方にお会いしてお話を聞いたり、記事や配信を拝見させていただく機会が数多くあった。
展示会に九州から出展された陶器組合の方、都内に革工房を一人で立ち上げた方、仲間と作った服をオンラインショップで販売しているブランドの方、自分の夢だったカフェを開業された方など、コロナ禍でも頑張って事業を新たに立ち上げたり続けられている方々と触れ合わせていただき、とても刺激を受けた。
その中で偶然だが、私の出身地で芋焼酎の蔵(農業法人八千代伝酒造株式会社/https://yachiyoden.jp/index.html)の代表をされている方の記事が目に留まり、読ませていただいたのだがこれがとても心に残った。
「伝統を守りつつ、自分にしかできないことを見つけ出し、それを磨いていく」という決意を語っておられるのだが、共感を持ったというか衝撃を受けたというか…なにかとても考えさせられて久しぶりに参ったというかなんというか…。帰省した際にお会いできないかなぁなんて考えてるぐらい。
その方が好きだと挙げていた「伝統とは“灰を崇拝する”ことではなく、“炎を絶やさない”ことである。」(グスタフ・マーラー/オーストリア作曲家指揮者)という言葉。身に染みたなぁ。

今年、次男が高校受験なのだが、この次男、ニュースで取り上げられるぐらいの小さな体で生まれてきたのですが、おかげさまで大病にも罹ることもなく健康に育ってくれました(医療の進歩はすごいですね)。
そして今回の受験では、モノを創るという方向に進もうとしており、すでに工業系の学校を出て働いている長男とともに、合格すれば家族全員が「モノづくり」に関わるということに…(タイプは違いますが)。
小さな自己満足だが、「“炎”は繋がろうとしている」のかな?

震災やテロなど、なかなか経験できないであろう事象を見聞きしてきたこの数十年ですが、今までお会いできた方々とのご縁を大切にし、そしてお聞きしたことをしっかりと活かして、今年以降に起こるであろう大きな変化の波を受け止めて、そして乗りこなしていきたいと考えた年末年始でした。

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