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長女タイプはメンヘラ好き
※投げ銭制です。全文無料です
大いに誤解を招きそうなタイトルですが、ちょっと聞いてください。
ここにおける「長女タイプ」は「しっかりしていて、自立している。自己犠牲の精神が強く他人に尽くしやすい」
といったイメージとしての長女タイプです。イメージです。
実際の長女がどうこうという話ではありません。
そういったことを踏まえて聞いてください。
1.ヒモに惹かれる原因
世間には「ヒモ」と呼ばれる男性の方々がいらっしゃって、多くはろくに働かずに女性の保護下に置かれます。お金をせびってはパチンコをするという地獄のループを繰り返しては「おうちょっと1万貸してくれや」と今日もギャンブル三昧。
もちろん全てではありませんが、およそベタな「ヒモ像」としては上記のような内容がイメージしやすいと思います。
このような状況は当人たちが良ければ一切問題ないのですが、傍から見ていると理解しがたい光景ではあります。
どう考えても女性は不利益を被っていますし「なぜ別れないんだろう」という疑問は常にフワフワと頭をめぐります。
女性側に話を聞くと「別に悪い人じゃないんだけど」「私がいなくちゃこの人はだめになっちゃう」など擁護する声すら上がるのでなおさらよく分からなくなります。
ただ性格上そうなりそうなタイプではあるので納得できる部分もあるでしょう。
彼女は自己犠牲の精神が強く、人に尽くしやすい性格であるため「あなたの幸せが私の幸せ」と感じやすいのです。
また「別に悪い人じゃないんだけど」からは飴と鞭が日常的に行われている様子が推察されます。
お金をせびる、ギャンブルばかり、家にこもって何もしない、場合によっては暴力を振るう
けどたまに優しい
飴と鞭の効用は言わずもがなですが、こんな事をされていると日常にどんどんそれが溶け込んでいくだけでなく
徐々に親近感を覚えるためにより一層依存的な感情を抱きやすくなるのだと思われます。
暴力を振るわれたり暴言をはかれたりするような状況はいわば極限状態でもありますので
「ストックホルム症候群」
の症状が表れてきている可能性もあります。
ストックホルム‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【ストックホルム症候群】
誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に過度の連帯感や好意的な感情を抱く現象。ストックホルムシンドローム。
[補説]1973年にストックホルムで起きた人質立てこもり事件で、人質が犯人に協力する行動を取ったことから付いた名称。
(デジタル大辞泉より引用)
まだ接し始めてから間もない頃に同様な反応を見せる場合は「不良が良いことをするといい人に見える現象」と似たような反応を見せているのかもしれません。
人は全くの予想、期待なしに人と接し始める事はありません。第一印象でも「この人はどういう人で、どういった事をしてくれるのか」と予想しますし
印象が良ければ「良い時間を過ごせそうだ」と期待します。
そこで期待と異なる行動を起こされた場合、その「異なる行動」への印象が優先されます。
「不良が〜」の話と同じ構造です。良い人だと思ったら違ったという時は「悪い人」のニュアンスで接しますし、逆もまた然りです。
もともとの性格と、こういった人間らしい反応も合わせて「長女タイプ」の人はヒモに惹かれやすいのかなと思います。
2.長女ジレンマ
タイトルでは「メンヘラ」という単語が出てきましたが、僕個人の印象ではここからが本題です。
といってもさほど大きなことは書きませんが
メンヘラの定義は長くなるので割愛します。
なんとなくニュアンスで聞いてください。
ヒモもメンヘラも「長女タイプ」に与える印象や影響は似ているところがあって「メンヘラのヒモ」というコンボを決めてくるパターンもあります。
このメンヘラに惹かれるメカニズムは先述のようなものもあるのですが、人間的な心理的反応(ストックホルム症候群など)に対して本人の「長女ジレンマ」のようなものが影響していると思います。
長女らしい教育や期待を背負い「長女タイプ」として育ったときに「長女らしい生き方」を自らに課してしまう状況です。
親がいなくとも「お姉ちゃんだから」という意識を持ってしまうような。
他人からの要求に応えて自らを抑制して生きてきたはずなのに、いつからか抑制されていたはずの「自分」が他人が要求するそれと同様のものになってしまう。しかし「本当は違うのに」という意識はどこかにあって、どこか窮屈な思いや苦しい思いをしている。
説明するとしたらこんな感じです。
「長女タイプ」と関係なく似たような状況に陥っている人は数多くいると思います。次の話はそういった方も合わせて当てはまるかもしれません。
3.メンヘラに惹かれる
自分の中に他人から要請された姿を抱えたままの人は多くいると思います。
もしかしたら全ての人が抱えているかもしれません。
自己犠牲の精神が強い人はそれだけでもヒモやメンヘラと繋がりやすい側面がありますが、追加でこんな原因もあると思いました。
「自己投影」
です。
専門家ではないので厳密な定義としては怪しいかもしれませんが……
およそこういった人たちは社会的な規範に則り、より自立した存在になることを求められてきました。
そうなったときには所謂ヒモやメンヘラなどと言った「一般大衆とはちょっと離れた人達」への印象は2つに分けられます。
「社会貢献をしないだめな人達だ」
「自分にはできないことをしている、羨ましい」
この2つです。
ざっくり良い印象か悪い印象かといったところです。
次に印象に対して良いことか悪いことか評価をします。「だめな人達」は問答無用で悪いことに分類されそうですが、「羨ましい」は少し変わります。
羨ましいと思ってもその人を羨む感情自体をよろしくないと思えば悪いことに分類されますが、先程の「長女ジレンマ」を抱えている人からすると魅力的(良いこと)に分類されることがあります。
自分ができないことを謳歌しているのでシンプルに「いいなぁ」と思うのでしょう。
いいなぁという好意的感情を持っていて、かつそれを投影した相手は当人にとっては好意的な存在になりやすくなります。
そうなったら結果は絞られてきます。
「自分は道を外れられないと律して生きてきた人は、どこか道を外した人を好きになる」
ということになるのかなと思いました。
これが個人的に考えたメンヘラに惹かれるメカニズムです。
4.個人的な感想
なんてことをふんわり考えていました。理由としては知人がろくでもない男に捕まって、相談を受けていたからです。
愚痴をこぼせばキリがないのに「今度誕生日だ!!何あげようかなぁ~」とルンルンではしゃいでいる姿を見て疑問に思ったんです。
そんな感じなので文中における人物評はなにか統計学的有意性のあるものではなく、数少ない僕の聞き取り調査や経験をもとに書いています。
なにかデータが有って「ここ違うんじゃね?」と思った方がいたら教えてください。
即時訂正します。
また文中では女性をメインにしていましたが、先述のように知人の女性から相談を受けたことに端を発していますのでそのように書いただけです。
おそらく男女入れ替えても同様のことが言えると思っています。適宜脳内で入れ替えながら読み直していただければ幸いです。
じゃあろくでもない男に捕まらないようにするにはどうすればいいのさ。みたいな対策は書いていません。ごめんなさい。
こういった話に関しては個人的に対策は無いと思っています。
感覚的に好意を持ってしまっているならそれから脱するのは一苦労です。恋は盲目ともいいますし、無理に別れさせようとしてもロミオとジュリエット効果があります。
一番は本人が「なぜこういう人を好きなのか」という点を自覚することなのですが、原因は多岐にわたりこの記事で書いた内容だけでは足りない点も多いでしょう。何より大抵の人はこのような内容を投げかけると「そんなことはない」と跳ね返します。
信頼の置ける友人がうまくコントロールするのが限界かと思います。
依存先が変わって大変なことになるリスクもありますけど。
世の中そううまくはいかないんですね。
みんな不幸にならない道筋があればいいですね。
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こんな感じでつらつらと書いていきます。 どれも投げ銭制の記事なのでなるほどと思っていただければ購入したりサポートしていただけると幸いです。 サポートしていただいた分は書籍などのインプット代として使わせていただきます。