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茶ノ湯の掛物;002 松樹千年翠
【002 松樹千年翠】
正月などによく見られる語です。
松樹千年翠
不入時人意
松は千年も万年も青々としている。これはとても尊いことだと、そういう意味なのでしょうか。
確かに、何らかの目標や夢に向かって歩み始めたとき、その最初のフレッシュな青々とした心を100年くらい抱いて、道を深める事ができたら、それはものすごいことだと思います。
自信が出てくるし、慢心が出てきます。
ひたむきに、愚直に、常にハングリーに努力していく事ができるかどうか、そこが重要なポイントだと思います。
そして、
千年も翠を保つ松の佇まいは、
無骨ながらも
ただただ美しいと思うのです。
本当の意味での美しさは、表層的なものではなく、中身に宿ると思います。
これも受け売りですが、、、
(このメモのほとんどすべてがいろいろな先生方、先輩方の受け売りです^^;)
禅でよく言われることに、調身、調息、調心という言葉があります。
身(姿勢)を整えると、息が整う
息が整うと、心が整う
そして・・・
心が整うと、顔つきが整う
本当の美というものはそういうものだと思います。
柳宗悦の言うところでは
「茶は美の宗教である」
美の感性もたゆまぬ心で磨いていきたいと改めて思います。