ネット掲示板に顔を晒してしまった俺が電脳世界で伝説となるまで 第2話
第2話「おおーっ! 多田君は筋がいいね。でも今のは練習だよ。本当の敵は攻撃してくるから油断するなよ」
「はいっ!」
そうだ。本当の敵、つまり俺の晒した顔は動く! それを念頭におかないと命取りだな……。
「そういえばアカウント名を聞いていなかったね。この世界ではアカウント名が自分になるんだ。アカウント名を教えてくれ」
「えっと……確かチープじゃなくて……ヒロヤスだ! 僕の名前はヒロヤスです!」
「そうかヒロヤスか。あ、僕のアカウント名はネタにされたりしそうだから今まで通り