tarotjournal25 「お金」について考えてみる - 冥王星水瓶座へ向けて -
タロットで「お金といえば」の代表格は、”悪魔”ではないでしょうか。
動物的欲求を次々と具現化し、飽くなき貪欲さへとわたしたちを掻き立てます。
「悪魔はお金に関してなにを意味するのか?」
紐で繋がれた小人はなにを表しているの?
小人たちはどうして両手を後ろにしているの?
何を話しているの?
下の二人は、黒い大地に埋もれてる?
悪魔はなぜ一段上にいるの。
悪魔が掲げているトーチはなにを照らし、なにを映しているの。
皆さんもお時間あれば、絵を見ながら上の問いについてぜひ考えてみてくださいね!
精神世界を覗き込んだことがあるひとなら、お金というものもまた心の投影であり、エネルギーのような実体があるようでないもの、という話を聞いたことがあるとおもいます。
精神世界でなくても、投資をする人なら株価などが大衆の心理状態(操作)で大きく変わることはご存知でしょう。
値付けにしても、同じ石を100円で販売することもあれば、5万円で販売することだって可能です。
無形商品であればもっと自由に値付けができます。
金銭的価値には、人々の夢と期待をのせることが可能であり、物質的な絶対的価値で決められているものではありません。ハイブランドの製品であれば素材や縫製で値付けされているのではなく、ロゴの方により価値があります。
一部の有名人やアイドル(偶像)が巨額の金銭を生み出すのは、過剰な夢を見させているからでしょう。そしてそれは悪いことでもない。その人にとって価値があれば、いくら払おうが自由ともいえます。
けれど結婚詐欺になれば犯罪になるわけで、何をしてもOKということでもないです。
お金とはそのように実態のないものであるにもかかわらず、つまり心の状態によっていかようにも動かせるエネルギーであるのに、わたしたちの脳は頑なに「お金」というものに対して散々な意味づけをしては、自分や他者を縛っています。
望むならばお金を、「愛」「感謝」「自由」「循環」「無限」と定義することもできるのに、なかなかしません。それには理由があります。
それは、悪魔のロープから抜け出ることは、それほど単純なことではないからです。
悪魔と下にいるインプ(小悪魔たち)の関係は共犯関係です。縁を切りたくてもなかなか切れないのです。罪悪感でつながっているので。そう、お金には罪悪感がペタリと張り付いています。
お金を使うときに、罪悪感を感じたことはありませんか。本当にこれに使っていいのかな?とか、本当はそれほど欲しくないの安いから買っちゃって後で後悔するとか。お金を使うことに罪悪感を感じるなんて、よく考えたら変ですよね。
そして自分で仕事をしたことがあるひとなら、お金をいただくことに罪悪感を感じるケースもあります。欲しいのに感じるんです笑。わたしもそうでした。今でも完全に払拭できているわけではなく、今なお自分に問い続けています。
お金と罪の共犯関係。
自立と依存。ここから脱するのは、やくざが組織から抜けることの大変さと似ています。小指なくなっちゃうかもしれない。それなら今のところにずっといようってなるのも理解できちゃいます。
忠誠を捧げ、上納金を納めなくちゃいけないど、それと引き換えに今いる居場所を守ってもらっています。そこ、本当にあなたの居場所?と冥王星が今ささやいています。
11/20、冥王星は山羊座から水瓶座へと完全にお引越します。
悪魔は山羊の角をつけており(赤い角のほう)、山羊のシンボルが描かれています。一方、水瓶座のシンボルといえば星のカードでしょうか。
星のカードが示すのは、本当の居場所であなたが輝くことです。
今、わたしたちはお金に張り付いた罪悪感のロープを断ち切ることができるチャンスの時期にいるといってもいいのかもしれません。
決して不安がなくなることのないお金のピラミッド構造から、宇宙の惑星とつながって豊かに循環する世界へ。もう縛るものは何もない。
その世界へ移行するためにしなければならないことは、一言でいえば「自立」です。
最後に、自立するためのヒントとなりそうな箇所を『奇跡講座』よりご紹介します。すべては心で起きたことの投影であるという考え方がベースになっています。
ここでは、お金に関する概念を書き換えるのに、テキストの言葉の一部を「お金」に書き換えています。奇跡講座の中には「お金」という言葉は出てこないのでご留意ください!
文中のお金の部分をあなたが依存しているもの(例:お酒、恋愛、ギャンブル、特定の人…etc)に置き換えて読んでみてください。
この考え方は自立を促すとともに、あなたが何に信頼を置くべきかを思い出させてくれます。そしてスピリットしてのあなたに罪がないことを、清々しく宣言しています。