移ろいゆくもの、風のように
水のように、皮膚のように
移り変わってゆく、この空のように
草木のように、蝶のように
永遠の命が欲しい?
まわりのもの全てが消えゆく中で
泣いたりせずに、ずっと笑っていたい?
どんなことがあなたに起きた時でも
死は扉のよう
今まで踏み入れたことのない新しい世界への扉
死は、空間のよう
深い海の底、ひとつのスーツケース
ずっと太陽が照らしていてほしい?
きれいな月を見ることもなく
ずっと明るい道を歩いていたい?
静かな夜の不思議を知ることもなく
まだ、石のように
丘のように、故郷のように
まだ、
あなたが心の中に居座っているの
喜ぶことができるんだろうか?
あなたが別の人と私達みたいに話すときに
それでいい、と受け入れられるだろうか?
あなたが私にしたように他の人を抱きしめるときに
移り変わってゆく、この空のように
草木のように、蝶のように
死は扉のよう
今まで踏み入れたことのない新しい世界への扉
永遠の命が欲しい?
まわりのもの全てが消えゆく中で
泣いたりすることもなく、ただずっと笑っていたい?
※ 注釈
エイドリアン・レンカーさんの歌い方や考え方を踏まえて、今回も直訳ではなく一回消化した上での意訳になっています。
言葉の数も少なく和訳しやすいと思っていたのですが、どうしても解釈や言葉の選択にとても迷いました。
正直なところ、特に上記の部分をどう解釈したらよかったかはまだ納得しきれてないままです(笑)和訳も意味を限定しないことで逃がしています。読んだ人の想像力に委ねると同時に、何かアドバイスがあれば助かります。