見出し画像

音楽を探す航路、マイライブラリの中という下暗し灯台の光

サブスクメインになってから、聴きたい音楽をたくさん調べて、一旦ライブラリに保存する、そんなことが以前より激増していました。そして、なかなか消化する時間が取れずにいたと。

今日、ライブラリ内の全曲をシャッフル再生していたら、すごい好みの音楽が流れてきました。2021年のNo Romeのアルバムの曲でした。

(2021年間ベストアルバムで見つけてライブラリに保存してそのまま聴いてなかった模様)

これは、好きな音楽を再発見できたってところはすごく良いんですが、同時に、サブスクリプション時代に生きている弊害も改めて感じた系のやつです。今回の件は、すごく良い音楽を見つけてるのに聴き逃していたということです。

音楽を手に入れる手段が多様化し、いつでもどこでも音楽を聴くことができる時代。しかし、音楽を手軽に楽しむ反面、自分の好きな音楽に集中し、深く味わうことの難しさは、今回のことに限らず度々感じるし、その感覚はよく共感もされます。

自分の好きな音楽を探し求める一方で、少ない音楽でもそれを本当に愛し、尊重することも大切だし、アルバム全体をじっくり聴くというのも、今でも意味を持つと感じます。

サブスクリプション時代に生きているということを忘れずに、同時に、音楽を聴くことをより意識的に行い、自分の好きな音楽と深く向き合う時間を作る行動基準。

それは、「サブスクというCDショップの試聴機でどれが良いか吟味し、厳選して選んだ音楽を家で聴いて一喜一憂して、また情報収集したりショップに通ったりする」というサブスク以前の行動をサブスクに適応していけばできるような気がします。

でも、やっぱ、正解はないので。

音楽ライブラリが肥大化する人は、全曲シャッフル再生とかしてみたら今回のように、思いがけない音楽にも出会えるかもしれないです。