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積極的に人に頼ろう【新人社会人編】
こんにちは、umenoです
仕事の場面で時々見かける場面があります
「完璧に仕上げてから先輩、上司に相談しよう」
これは基本的にやめたほうがいいです
「先輩や上司に質問したり頼ったりすると怒られそう・・・」
「自分で最後までやれないと思われそう・・・」
そういった考えをもっている方も多いです
「やる気が無いと思われちゃうよ!」とか「頑張ってないと思われちゃうよ!」とアドバイスする方もいると思います.
しかし,先輩や上司に「やる気がある」とか「頑張っている」などと思ってもらう以上に,”質問して頼ること”は重要な効果があります
今日はその点言語化していきたいと思います.
今回の記事が,職場で先輩や上司との折り合いが悪い,上手く人間関係が築きにくいと感じている方にとって少しでも参考になれば幸いです.
①人に頼られることは生きがいを感じること
「生きがいとは、従来のQOLに何か他人のためになる、あるいは社会のために役立っているという意識や達成感が加わったものである」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=66199
QOLや生きがいについては多くの研究がされており,それらに影響する因子の一つとして「頼られること」ということが挙げられています.
経験的にも,心の余裕がある時であれば頼られて”悪い気はしない”ということはあると思います.
つまり,先輩や上司を頼ることは,相手の生きがいに貢献するということにもなります.
よって「タイミングを見計らって,質問して頼ること」によって,ポジティブな行動になるのです.
後輩や部下の立場の方は,そういう意識をもって行動すると良いのではないでしょうか.
②関係性を築くためには,顔を頻回に合わせて細かなコミュニケーションを取ること
色々な職場で「連携」という言葉がよくつかわれると思います.
ただ,現場で連携をする前にやらなくてはならないことがあります.
それが「関係性作り」です.
良好な関係が築けていない状況で,専門的な情報交換が出来るはずがありません.
そもそも同じ内容であっても,「嫌いな人」と「好きな人」で聞こえ方が全然変わってしまうからです.
こういったことは学生の内は学ぶことが殆どありませんので,現場で感覚的に学ぶ必要があります.
ではどうやって関係性を築くのか?
それが”顔を合わせて頻回にコミュニケーションを取る”ということになります.
単純接触効果(ザイアンスの法則)とは、人や物に何度も接することで、次第に警戒心が薄れて、その人や物に対して好意を抱く効果を指します。
https://biz-shinri.com/dictionary/mere-exposure-effect
そして,頻回なコミュニケーション=「質問して頼る」ということをすればよいのです.
何度も言いますが,人間は感情の生き物です.合理的に物事を判断する前に感情が先行していることが多いです.
うまく物事を進めるためにも,感情に配慮するということは,合理的な考えかと思います.
③3割は確実に頼っていく
冒頭でも話ましたが,7割の出来で相談に行くことが経験的にも良いと思います.
考えなさすぎず,考えすぎず・・・
時間を掛けすぎても,修正にかける時間が無くなってしまうということもります
上司や先輩の意向も取り入れる余地を残すことも大事ですので,がちがちに固めないという配慮もする必要があります
そして,何事もそうだと思いますが”継続は力なり”
社会人になってからはマラソンです.
息切れしないよう続ける必要があります.
そういった観点でも,7割くらいで進めていくことは良いです.
そうやって1年続けることが出来れば,1年後の7割は今の7割よりも質が上がっているはずです.
まとめ
いかがでしたでしょうか.私がよく後輩に指導するときのお話でした.
このように具体的に言語化しなくてもよいような内容ですが,「言語化しないと出来ない方も多い」という実感もあります.うまく相手の感情に配慮して物事を進めていきたいですね.
本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.