【浴室】リハビリ療法士が考える 洗い場の広さ
洗い場の広さはどの様に決めているでしょうか?
将来のことも見据えると、意外と見落としがちなポイントかもしれません。
【結論】
洗い場は、やや広めがお勧めです!
もしくは、狭くし過ぎないことが大切です!
【なぜ広め!?】
理由としては、「シャワーチェアー」というものが場所をとるからです。
以前のブログでお話ししたように、高齢者や病気の影響で、低い位置から立ち上がることが大変になってきます。
特に、浴室の椅子は低いため、写真のようなシャワーチェアーを使用される方が多いです。
(入浴関連の福祉用具では、一番使われている印象です)
そのため、賃貸住宅などのように、洗い場がコンパクトだと、ドアにぶつかってしまいます。
また、同居の家族がシャワーチェアーをそのまま利用する場合は良いのですが、別々の椅子を利用する場合には置き場に注意が必要です。
【対策】
シャワーチェアーは、サイズがあるので、必要に応じてコンパクトなタイプも選べます。また、背もたれや肘掛けが無いタイプもあります。
そのため、必要性にもよりますが、洗い場の広さに応じて選択すると良いかと思います。
あとは、掃除が大変と聞きますが、扉を折れ戸にするなども考えてられます。
【余談】
病気の影響で四肢が不自由になると背中やお尻を洗うことも大変になります。
そうなると、体を洗う介助も必要となり、浴室に大人が2人入る場合も考えられます。
そのような場合にも備えて、浴室の洗い場はコンパクトにし過ぎないようにすると良いかもしれません。