忘れられない初恋〜好きでいてくれてありがとう〜
2022年12月末。
実家に帰ることを連絡しともみちゃんと会う日が決まった。
会うのは5月にともみちゃんの家へ行って以来。
会えなかった半年の間も、定期的に連絡はとっていた。
僕がLINEで誕生日を祝ったからか、ともみちゃんも祝ってくれた。
何より僕の気持ちに整理がついていた。
今だと思えるタイミングだった。
でも、直前でともみちゃんの方から会えないと連絡が届く。
特に理由がなかったことから、会いたくないんだなと察した。
もう会えない気がした。
でもこの20年近くの気持ちは伝えたかった。
そして、2022年のうちに自分中で決着をつけたいという思いがあった。
ほんとは直接伝えたかったけど、LINEで告白をした。
恥ずかしいくらいの長文で。
そりゃ、20年近くも好きだったんだからしょうがない。
こないものだと思っていたけど、返信はあって、やっぱりごめんなさいだった。
他にも聞きたいことは正直あったけど、今さら聞いたところで何にもならないし、野暮だなと思って辞めた。
何より、好きでいてくれてありがとうと言ってもらえたことでもう充分だった。
一緒にいたいと思っていたのに振られて、でも悲しさよりも清々しい気持ちの方が大きかった。
20年近く胸しまっていた気持ちを伝えられてすごくスッキリした。
がんばった自分と心の底から思える。
とにかく伝えられたことが嬉しかった。
忘れられない初恋を終えて思うのは、やっぱり忘れることはないと思う。
でもそれは後悔とかではなく、しっかりといい思い出として変わっていく気がする。
年が明けて、手相占いをしてもらった。
中々、人を好きになりにくいと言われて当たっているなと思う。
この先、誰かを好きになることはあるのだろうか?
好きになったとしても、ともみちゃんよりも好きになるのだろうか?
今のところ、ない気がしてしまう。
ともみちゃんに出会ってしまったせいだよ。
それでも、僕は思う。
人を好きになる素晴らしさを教えてくれてありがとう。