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ちっぽけな地球の、かすかな青い点
いま、皆に伝えたいのが、この、ペイル・ブルー・ドットという写真です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ペイル・ブルー・ドット#/media/ファイル:Pale_Blue_Dot.png
1990年に、地球から約60億キロメートルのかなたから、ボイジャー1号によって撮影された地球の写真です。
みえるでしょうか。
写真の右下に、かろうじて蒼い色であることが分かる点 ー それが地球です。
![](https://assets.st-note.com/img/1646711408691-o68BCBnnN9.png)
ボイジャー1号が太陽系の外に出つつあるときに、太陽系を振り返って惑星たちを写した写真の一枚。
太陽の光でハレーションを生じていますが、その光芒のなかにぽつんと、蒼い点が見えます。
カール・セーガン博士が、「ボイジャーを振り返らせて写真を撮って欲しい」と要望し、実現したものです。
私たちはみな、この点の中に住んでいて、ようやく文明が芽生えました。
あまりにも儚(はかな)い、実にちっぽけな星です。
母なる太陽系、壮大な銀河系、あるいは無限の大宇宙。
ほとんどが空虚な世界。
そのなかに、本当に奇跡が重なって生じた文明;青い地球。
「地球は青かった」
その言葉は、人類初の有人宇宙飛行をした、
ソビエト連邦のガガーリンによってもたらされました。
いまこのちっぽけな点の中の私たちは、核戦争の瀬戸際に立っています。
せっかく育まれたものが、無に帰す寸前のところまできています。
どうかみなさん、相手を非難することをやめて、空を見上げましょう。
私たちは、宇宙のなかで、奇跡の場所にいます。
その事実以外のすべてのことは、些末なことです。
もし引き金を引いたら、この奇跡の点の中の文明の物語は、潰(つい)えます。
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![たろりん(高原太郎)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/19955770/profile_7d8e7e6b2d1517a750bd393514f5e40b.jpg?width=600&crop=1:1,smart)