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フランスパリ長期学生ビザ取得全行程マニュアル(2025年版) ~30歳からのパリ暮らし~

手続きは大きく分けて4段階あります。(個人留学、語学学校の場合)

1. パリでの語学学校を選び、授業料を振り込み、学校に仮登録許可書または受入許可書を発行してもらう
2. キャンパスフランスの « Etudes en France » からアカウントを作成し、オンラインフォームを入力する
3. オンラインフォーム手続き料金の振込みを済ませ、Campus France の面接を予約する
4. Campus Franceでの面接を終えた後、フランス大使館ビザセクションにてビザ申請を行う



学校選び


週20時間、年間964時間、適度に働きながら、パリに住んでみたい、生活をしてみたい、等、様々な理由を受け入れてくれるのが、学生VISAの醍醐味であると思います。
筆者の独断と偏見で事を進めると、学校はあくまでサポート程度、かかる費用は最低限に抑えれば良いと思います。
パリ 語学学校 と調べると、ISMAC辺りがよく出てきますが、日本人の生徒も多く、授業料も最安値ではありません(筆者調べ)



オススメは

ESCC BUSINESS SCHOOL


のフランス語コースです。

12ヶ月3200€ 登録料 50€ (年間約52万円です 2025年1月時点でのレート)
上記の有名なISMACとは年間600€ 、日本円で約10万円ほど安いのが魅力です。
実は筆者もこの学校に通っていましたので、贔屓目に記載しています。
ページ最下部に詳細書きますので、興味がある方は是非気軽にご連絡ください。
日本からフランスへ来るまでの間、無料でサポート致します。

個人留学は学校の手配も自分で行います。
学校と連絡を取り、授業料を支払い、学校の仮登録許可書または受入許可書を受け取ります。


この受入許可証には、

○あなたの氏名
○登録した教育機関の正式なレターヘッド
○プログラムの登録期間(年度と日付)
○週あたりの授業時間数(語学学校の場合)
○教育機関の印鑑(直印)
○担当者の直筆のサイン


上記6点が記載されている必要があります。

« Etudes en France » からアカウントを作成し、オンラインフォームを入力する


キャンパスフランスのHPに、個人留学の場合の手続きガイドがPDFで添付されてます。写真付きで手順を追って詳しく掲載されています。↓

« Etudes en France »の手続きは、学生ビザを申請する前に行う手続きとして義務付けられています。


オンラインフォーム作成時必要書類

○証明写真 JPGまたはPNG、サイズ50KBまで
○パスポート
○最終学歴の証明書(現在在学中の場合は在学証明書)※POPITA(コンビニ発行書類)は不可
○最終学歴修了から1年以上経過している場合は履歴書※成績証明書、在職証明書は不要
○フランスの教育機関への仮登録許可書または受入許可書

Campus France Japon

※全ての書類はフランス語または英語のものでなければいけません。日本語の書類は法定翻訳を準備しましょう。
※500キロバイトを超えるファイルは添付で来ません。


履歴書(英語かフランス語)

決まった形式はないので、1からワード等で作成するフリーフォーマットです。
履歴書は気を衒ったものを書く必要はなく、なぜ他のビザではなく、学生ビザが必要なのか、ということを主軸に明瞭かつ簡潔に書かなければいけません。


・フランスで学ぶ動機や理由
・どんな理由で学校を選んだか
・就学中の目標
・帰国後の目標、展望
・帰国後の進路

特に、帰国する意思を伝えることが重要です。

こちら下記の例は、仮にそうであったとしても、志望動機としてふさわしくないので、書く必要はありません。


・現地にパートナーがいる
・フランスに永住したい
・フランスで仕事をしたい


上記の書類が準備できたら、キャンパスフランスのHPからアカウントを作成し、オンラインフォームを作成し、必要書類を添付し、手続き料金¥20,800を支払います。


« Etudes en France » アカウント作成ページ


(上記のリンク[受入許可証を持っている:個人留学]内PDFを参照しながら作成しましょう)

https://pastel.diplomatie.gouv.fr/etudesenfrance/dyn/public/authentification/login.html?_csrf=1fca039c-533f-466d-bbcf-f73ba9ec0767&codeLangue=FR


キャンパスフランスにて面接


キャンパスフランスHPでアカウントを作成し、オンラインフォームを提出する手順で、そのままキャンパスフランス京都か東京にて面接の日程を決めます。


面接は語学経験を問わない語学留学では、基本的に日本語で行われます。


面接ではオンラインフォームに記載された内容を面接官と共に、口頭で確認し、添付した全ての書類の原本を持参します(コピーの持参は不要)

パリの語学学校の手続きは基本的にオンラインです。仮登録書または受入許可証も現地から日本へ郵送された原本ではなく、個人がメールにてPDFで受け取る形が多いです。なのでPDFで受入許可証をもらったら、パリの語学学校側から直接ご自身が面接を受けるキャンパスフランスの京都か東京にもその受入許可証をメール、PDFにて送ってもらうよう手配する必要があります。(筆者も面接時、受入許可証の原本がなく、コピーを持参したら、パリの語学学校側に自身で連絡して、至急キャンパスフランスへ送ってもらうよう手配してください、と言われました)


またキャンパスフランスでの面接とフランス大使館でのビザ申請を同日に行うことも可能です。

○ビザの申請は必ず面接の後にする必要があること
○面接の予約時間からビザ申請の予約時間までは、少なくとも2時間程度の余裕を持たせる必要があること

上記の2点がクリアできてかつ、大使館のビザ申請の予約は取りずらいので、大使館HPで要チェックする必要があります。

フランス大使館にてビザ申請


申請はフランス入国予定日の3ヶ月前より可能であり、少なくとも3週間前までに行います。
入国日より2週間をきったビザ申請は発給可否決定が入国日の後に決定する可能性があります。

フランス大使館サイトより、自分はどのようなビザが必要で、どのような書類を集めなければいけないのか、を調べる。


フランス大使館HP(英語、フランス語)
https://france-visas.gouv.fr/en/web/france-visas/home


フランス大使館ビザ申請における必要事項、書類

例 30歳以上、90日以上の長期滞在、目的は勉学、滞在先はフランス
○長期ビザ申請書1部 
○パスポート 10年以内に発効されたもの、申請するビザの期間最終日から3ヶ月以上の有効期間が残っており、ビザ用のページが見開きで2ページ以上あるもの。また、個人情報と署名の載っているページをコピーする。
○証明写真1枚(正面、無帽、背景は白、35×45mm、デジタル写真不可)
申請書指定位置に貼付
○既にキャンパスフランスにて面接、« Etudes en France »の手続きを終えていること
○経済証明(フランス政府給費留学生は提出の必要なし):1ヶ月あたり最低615ユーロの留学資金の証明。住宅費がかからない場合は、1カ月あたり308ユーロ(要証明書). 奨学金受給者の場合: 奨学金支給の証明書。奨学金の支給額および支給される期間が明記されていること。 私費の場合: 1カ月以内に発行された銀行残高証明書。(例:12ヶ月滞在予定の私費場合、7380€、日本円で約120万円程度で1ヶ月以内に発行された英語またはフランス語の銀行残高証明書が必要)
○宿泊施設を証明するもの:ホテルの予約、賃貸契約書、ホスト(施設・機関または個人)の宣誓供述書・誓約書、または宿泊施設の計画を詳しく記した学生からの説明書。
○氏名・住所を記入したレターパックプラス(赤)
○申請費用:99€  (¥16294 2025年1月時点でのレート)

在日フランス大使館



まとめ

フランスのビザ申請は、集める書類が多く、またそれらをフランス語に翻訳する必要もあったりと、とても大変です。
私の場合、4ヶ月前に学校を決めて、授業料を払い、申請の準備をスタートさせました。
そしてキャンパスフランス、大使館と様々なサイトに行ったり来たりして、情報を集めなくてはいけないので、その点もとても複雑で大変です。
こちらの情報も2025年1月時点でのもので、内容は頻繁に変わるので、必ずご自身でチェックして対応してください。
ただ申請自体全てをまとめたものというのも、あまり見かけなかったので、保存版として参考になるかと思うので、上手に活用してください。


パリ格安語学学校ESCCへのサポート


現在、筆者とESCCが個人的に提携をして、日本へ向けたプロモーションを行なっております。
ESCC BUSINESS SCHOOL のフランス語コースでは、平日5日、※週15時間、フランス人によるフランス語の授業が行われています。
※ビザ申請の際に、少しルールがあるので、こちらも是非気軽に問い合わせしてください。

学期は以下のスケジュールで開催され、1学期は4ヶ月の16週間です。
2025/02/10 - 2025/06/06
2025/06/10 - 2025/10/10
2025/10/13 - 2026/02/13
2026/02/23 - 2026/06/19

ただし新規入学は週単位で受け付けているので、ご自身のスケジュールに合わせて、渡仏できます。
授業は紙の教科書を基に進んでいくので、学期途中の参加でも、現在どのページを学んでいるのかを現場の職員から共有し、授業の準備をすることはできます。
指定の教科書は現地パリの本屋またはオンラインで購入可能です。

授業料


5ヶ月 /20週間 1700ユーロ
6ヶ月 /24週間 1990ユーロ
7ヶ月 /28週間 2260ユーロ
8ヶ月 /32週間 2490ユーロ
9ヶ月 /36週間 2750ユーロ
10ヶ月/40週間 2970ユーロ
11ヶ月 /44週間 3090ユーロ
12ヶ月 /48週間 3200ユーロ

例えば、日本から1年の長期学生ビザで申請する場合は
12ヶ月の授業料 3200€ + 学校登録料 50€ 合計3250€ になります。

またビザ申請の許可が何らかの理由で下りなかった場合も、学校側から振り込み手数料(銀行と国によるが、30~100ユーロ前後)を除いた授業料全額は返金されます。

学校には日本語を話せるスタッフが1人います。
ただ日本人スタッフはいないので、私もいち学生ですが、個人エージェントのような役割で、日本から来られる方がフランスに来るまでの間、学校にまつわることを
日本向けにサポートしています。
ただし、ビザ自体の取得をサポートするものではありません、ビザの取得はあくまでご自身で行なっていただき、こちらは学校と連携をとり、受入許可証をメールにてお渡しします。
フランスの学校に着きましたら、現地の職員にサポートを引き継ぎます。
少しでも気になる点があれば、是非お気軽にお問い合わせください
フランス国内からの手続きも可能です、そちらは少しルールが違うので、そちらも気軽にお問い合わせください。


ESCC BUSINESS SCHOOL
https://escc-bs.fr/en/

学校名:ESCC BUSINESS SCHOOL
住所:120 Rue de l'Abbe Groult, 75015 Paris
アクセス : Metro12番線 Vaugirard駅 / Convention駅 徒歩5分


問い合わせ先


こちら下記リンクまたは

taroparis333@gmail.com よりご連絡ください。


参照元

キャンパスフランス
https://www.japon.campusfrance.org/ja

在日フランス大使館
https://jp.ambafrance.org/-Japonais-

ESCC BUSINESS SCHOOL
https://escc-bs.fr/en/







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