人財は群生する。群生する場を作ろう。
今期の経営計画発表会（中間）が14:00終了しました。
会長と私から全体的なお話をした後は、次々と9部門（内7部門がプロフィットセンター）の部門長が自部門の採算、事業方針の計実と下期の見通し、取り組みを全社員へ向けて発表しました。
ここまで話すと、だいたい皆さんは派手な発表風景を想像されるのではないでしょうか？実は当社の経営計画発表会は、はたから見ると派手さは無く、逆に他社に比べて地味な方だと思います。今まで何社も他の会社の経営発表風景を見てきましたが、みなさん当社に比べるととても派手だなといつも感心してみています。
ただ、発表は地味ですが、中身はかなりシンプルにポイントをついてくれていると思っています。当社の発表内容は「数字」がほとんどなので、先ず数字を発表し、その数字に対してなぜそうなったか、下期どうするのかを発表するようになっています。ですから、演出もなく、淡々と各部門長が自分なりの分析や方針を数字を中心にして発表するという場で、こうなるのかもしれません。
ただ、面白いもので「なるほど」「そういうことをやって、こういう数字になったんだ」という発表をする部門長が必ずいるので、それを聞いた他部署の部門長は、必ず良い意味で反応します。稲盛和夫氏が言われていた「人財は群生する」とは、このようにモデルになる人がいると、自然にまねし合いながら互いに成長していき、結果として会社も大きくなっていくのだと思います。
また、発表者の中には、数字がうまくいかず悩んでいる部門長もいます。この場合も、発表内容が苦しくなり、聞いている社員たちもすぐ見抜きます。
しかし、このような場を通して「どうしよう」と悩むことも成長には絶対に必要な環境だと思います。そして、次の発表までに「なんとか改善しなきゃ」「なにかしなければ」と焦ることが行動に移すエネルギーになり、結果成果につながるとともに、それを見て他の社員も刺激を受けるのだと思います。これもまた、「人財は群生する」の方法ではないかと思います。
人財は群生する。群生する場を作ろう。byコンヒラsince1973