100時間以上の授業データを見た僕が、質の高いオンライン授業、MTGを行う方法を考えてみた
子ども向けオンライン動画制作教室「FULMA Online(フルマオンライン)」を運営するフルマの齊藤と申します。
フルマオンラインでは、
授業品質向上のために全ての授業を録画しています。
僕は毎月アップロードされる大量の録画されたデータを見みながら、
実際に授業をする先生にフィードバックしています。
先生個人のパフォーマンスに差はありますが、
共通して抑えておきたいポイントがいくつかあることに気づきました。
そこで今回は、どうすればオンラインMTGの品質を向上できるのかを考えてみました!
前半5つは必須ポイント
後半5つは差が出るポイント
オンラインで授業をする先生、オンライン商談や会議をする方の参考になれば幸いです!
では早速みていきましょう!
01 明るさ
テレビのスタジオは照明がガンガンに当たっているのをご存知ですか?
タレントさんを綺麗に見せたり、印象をよくするために、
信じられないぐらいの照明がスタジオには設置されています。
そのぐらい照明の明るさは重要なわけです。
"部屋の明るさ"はすぐにでも改善できます。
まず昼のMTGであっても、部屋の照明はMAXにしましょう。
昼なのに電気つけるの勿体ない!という方はMTG時間だけつけるだけでも、相手の印象が全然違います。
顔に照明を当てられる場合はスタンドライトなどを使用すると、更に表情が明るく感じられるのでオススメです。
特にNGなのは逆光です。
背景に窓があったり、後ろから光が当たっている状態は顔が暗くなってしまうので避けましょう。
どうしても暗さが改善されない、、、
どうしても暗い場所でMTGをする必要がある、、、
そんな時はZoomのビデオ設定から「低照度に対して調整」にチェックボックスを入れることで、明るさの調整をすることができます。
※明るさとは関係ありませんが「ビデオフィルタの適用」もオススメです。
スベスベお肌になれます、やりすぎるとMatt化します。
02 音声
高い音質を目指す必要はありません。
ただ、ひどい音質になっていないかは確認しましょう。
音が割れていたり、途切れ途切れに聞こえると、相手は非常に不快です。
特に相手が生徒だったり、初対面の人の場合は、
多少聞き取りににくくても指摘してくれません。
音声の恐ろしいところは、支障があるレベル以外は、
自分で気づくことができない点です。
一度信頼できる人に「私の音質って大丈夫?」と聞いてみることをおすすめします。(多くの場合は問題ありません。)
またエアコンの音、加湿器の音、キーボードの音、どれも自分は気にならなくても、相手は気になります。
授業を行う際は、静かな環境で実施することが大切です。
03 通信環境
ネットの通信スピードが遅いのは致命的です。
友達間なら問題ないですが、授業で先生がカクカクしている状態になると、
授業そのものに支障が出たり、保護者からクレームが来たり、生徒から爆笑されたりします。
自分は大丈夫なのに、相手がカクカクしている。
そんな時、実は自分側の通信速度のせいかもしれません。
特にモバイルWi-Fiを使用していて、通信容量が決まっていたり、
18時以降遅くなったりする契約の場合は要注意です。
通信環境が心配な方は、こちらから速度を測定できるので試してみてください。↓↓↓
フルマオンラインでは、最低10Mbps以上、推奨20Mbps以上という基準を作っています。Zoomの場合は上記の数字を下回っても通信は切れませんが、ストレスなく授業をするためには推奨以上の速度は欲しいところです。
04 カメラの角度
ノートPCのカメラを使っている場合、下から見上げるようなアングルでカメラで映ることが多いと思います。しかし下からよりも、目線の高さ、または少し上からの方が印象がよく見えます。
例えばHIKAKINさんも少し上から撮影していますし、メンタリストDaigoさんも少し上から撮影してます。
よく女性が下から見上げるようなアングルで写真を撮るのを嫌ったり、
盛りたいときに上から目線になるように写真を撮ったりします。
上記からも分かるように、印象を良くした場合は、
目線と同じ、または少し上からカメラで撮ることをオススメします。
パソコンの下に本を置いて高さを変えたりすれば簡単にできるので、お試しください。
05 背景
相手の気が散る背景は避けるのが無難です。
フルマオンラインの先生には、基本的にバーチャル背景を使用してもらっています。
背景に人が往来している様子が映ったり、別の人が映ったり、散らかった部屋や洗濯物などが映ったりするのはNGです。
バーチャル背景が使えない場合は、シンプルなデザインの壁を背景にしたり、人が写り込まないような背景を探しておくと安心です。
06 カメラ目線
HIKAKINさんの動画が一番わかりやすいですが、ずっとカメラ目線です。
他のYouTuberもカメラ目線、番組MCもカメラ目線でコーナーのフリなどを行います。
オンライン授業になれていない先生や、オンラインMTGに慣れていない方は、かなりの確率でカメラ目線になっていません。
どうしても画面を見たくなりますし、自分の顔をみてしまう人も多いのではないでしょうか。
最初は慣れないかもしれませんが、
カメラ目線を意識して授業やMTGをしてみてください。
カメラ目線で話すと、相手側は目線が合っているように感じます。
結果、相手側の集中力にも繋がり、質の高いMTGに繋がります。
07 ボディーランゲージ
授業をしているとき、または商談の最中、
画面にむかって話しかけているだけになっていないでしょうか?
それでは相手の集中力がすぐに切れてしまうかもしれません。
体の動きを使った説明、またはリアクションは非常に重要です。
例えばフルマオンラインでは、
生徒が問題に正解したときに先生が拍手をします。
拍手の音自体は相手に聞こえないかもしれませんが、
拍手をしてくれていることは伝わります。
「はい、正解です!」
と言葉だけで伝えるよりも、
「はい、正解です!(拍手パチパチパチパチ)」
と言われたほうが嬉しいし、伝わります。
ちょっとしたことですが、こうした積み重ねが質の高い授業やMTGに繋がります。
08 常に笑顔
笑顔は大切です。
オンライン授業においては更に大切になります。
リアルと違い、ちょっとした雰囲気を感じられないため、
真顔でいるだけで相手に「怒ってるのかな?」
と思われる可能性があります。
授業中、考え事をしたりする場面もあると思いますが、基本常に笑顔を忘れずに意識して授業をするだけで印象がとてもよくなります。
09 テンション
笑顔と近いかもしませんが、テンションの高さは重要です。
バカになれ、ということではなく、いつもよりワントーン高いテンションでMTGを行うだけで相手の印象は全然違います。
どうしてもオンラインだと感情が伝わりにくいものです。
HIKAKINさんをはじめ、YouTuberの人や芸人さんは、みなさん非常にオーバーリアクションです。
その場にいる人はオーバーリアクションと感じるかもしれませんが、
映像として相手に見えたときには普通に感じます。
具体的にどうすればいいか、簡単な方法としては、
「大きな声で話す」です。
大きな声を出すには、必然的にエネルギーが必要になり、テンションも高く感じるので、テンションのあげ方が分からない、という人は大きな声で話してみることをオススメします。
10 自責思考
最後はオンラインMTGでトラブルが起きたときの前提思考についてです。
オンラインMTGをしていると、カメラがつかなかったり、音声が聞こえなかったり、色々問題がおきます。
これは避けられないと思って、事前に対策をするのが賢明です。
トラブル対応の前提は常に「自責思考」で考えること。
相手の通信環境なんじゃないか?
相手が機械に疎い人だからじゃないか?
トラブルが起きると原因が相手にあると決めつけちゃう人がいます。
これをお互いがやると、解決しないまま時間が経ち、雰囲気も悪くなってしまいます。
そのためトラブルが起きた場合は、必ず自分の環境からチェックし、
相手側の問題と断言できるまでは自分側に問題がないかを確認しましょう。
どんなに慣れていても、絶対自分じゃないだろ、みたな思考になり始めたら要注意です。
常にトラブルには自責思考で対応すると、相手からの信頼も高まります。
11 最後に
上記10項目を改善することで、飛躍的にオンライン授業やオンラインMTGの質が向上すると思います。
本当はもっと細かいこともあるのですが、そこまで書くと膨大な量になってしまうので、今回は要点だけまとめてみました!
(フルマオンラインの先生に対しては毎月24項目をチェックしています)
今後オンラインMTGの機会は更に増えてくると思います。
今後オンライン授業やMTGを行う際に参考にしていただけると幸いです!
以上です!
(最後にちょっと宣伝させてください!)
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