#08 初夏、魚沼。
5月のGWごろになると一斉に田植えが始まり、夏が近いことを知らせてくれる。
こうして四季を感じる光景があることが、今年も確実に時間を生きていることに気づかせてくれている。
陽が高く、長くなったことに夏の気配を感じ、パッとしない雨が続くことに梅雨を感じる。
気づけばキチガイになるような暑さをお日さまが照らし、夏に入ったことを教えてくれる。
米どころ、魚沼にも水が入り始めた。
新潟、三条、長岡あたりはGW前後で田植えが進むが、魚沼は少し遅いらしい。
見渡す限り水が入っている田んぼすら少ない。
新潟でもこんだけの差があることに気づく。気温の違いなのだろうか。
こんなに冷静に書いているが、実際は想定外。
ああ、抜ける青空と水鏡を撮ったらなんて綺麗なんだろうと思っていたのだが、茶色が多いのは考えてもおらずだったのは言うまでもない。
せっかく関東に行って化粧直ししてくるんだから綺麗に撮らないと。
見上げた空には程よい雲が漂うスカッとした青。
青い髭のような色で走ってきたこの電車も、歳を考えるときっと最後の上京。
久しぶりの魚沼の空気はどうだろう。
国境越えて関東行ったら、空気が悪くてびっくりするかな。
自分もいつ終わるかわからない。
知らないだけかもしれないが、知っても知らずも必死に走って、その結果終わるなら仕方ない。
そう思えるようにしないとね。
『初夏、魚沼にて』Photo by Taromaru
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