回れ右して全速前進
何か試しにやってみている途中で
あっ…これはダメだな。うまくいかないなー
ってわかる時があると思う。
そういう時は、だいたい、思ったその時にすぐに止める方が吉だ。
けど、まあ、とりあえずやってみるのも無しでは無いと思う。
自分自身で修正する検討がついているならば。
ボクが携わっているインクルーシブコミュニティなんとか事業において畑多楽園での畑づくりを任されている。そこのトマトやナスにビニールの屋根をかけようとした。
地主さんが近くに植えている竹が増えすぎているので、切って使ってもいい。という話なので、そうであるならば、竹で支柱を組み立ててみるというのも面白いのではないか?なんて色気を出してみた。
竹を切り、枝を落として長さを揃える。
地面に穴をあけ、竹を刺し、風で倒れないよう竹を組んでいく。
竹割を使って竹を縦に6当分して、アーチ用の部品を作り、組んだ竹にくくりつけていく。
そこで気づいた。
あっ…これ、雨が降ったら潰れるなー
スチールパイプの骨組みは、まず、硬いし何よりアーチ構造によって強度が補強される。
割った竹で作ったアーチは、柔軟性があり、よくしなる。風が吹けばたわむし、雨の重さで歪む。そこに水が溜まれば潰れる。
いや、やる前から気がつけよって話ではあるのだが、「できたら面白いなー」を優先させてしまった。
その時点でスチールパイプを手配はしておいた。
そして、興味津々にみているHATARAKUの代表にしてコミュニティナースの星さんが寄せる期待に応えるかのように、とりあえずビニールを張って屋根を完成させてみた。
いちおう、「組み立てたはいいですけど、強度が不安で、雨が降ったら潰れるかもです」
という予言はしておいた。
そして屋根をかけた次の日、雨が降り、予言は的中した。
当たり前である。
屋根が潰れたのを確認したのち、スチールパイプを運び込み、換骨奪胎を試みる。
そして次のHATRAKU活動日、つまりÖCHAKO の日にやっと屋根かけを完成させる。
初めからこうすれば、時間や労力のロスがなかったものなのだが…畑に人を呼び込む目立つ装置が欲しかったんです…
けれども無理なものは無理だったので、普通に支柱を組み立てた。
これにより、やっとのこと畑に植えるものを植え、立てるものを立て終えた。
こいつらは、これからグイグイ伸びていく。