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親子という視点で著作を振り返る
書籍化した順に見ますと、
1 恋する旅人 親子度1
「題名のない物語」というのが主たる話になるのですが、最初に男性目線でお話が展開し、同じストーリーを女性目線で加筆しながら展開します。この際に「父と娘」のエピソードが少し加わります。で、それだけでは物足りずに書籍化後に、こんなSSを書いたところです。
2 黒田製作所物語 親子度2
終盤に主人公が物語の主役を降りて、娘のエピソードが展開します。娘の場面は「ナレーション」のように、急ぎ足になってしまったことを、少し残念に思いつつ、「有りだろ有り」と納得している自分もいます。
娘さんが当時は「現役の社長」でしたので、あまり話を盛り込むと「現実と混同される」ことを懸念した部分もあります。
3 元宮ワイナリー黎明奇譚 親子度0
親子要素全く無し。
4 夢見る木幡山 親子度0
「親子」に関する話はありません。ただ、主人公格の「禰宜」の取組を応援し、また、私がこの作品をkindle出版することを許してくださった「禰宜の父である宮司さん」に感謝しています。
また、本を禰宜にお届けした後に「母が喜んでました」と仰っていただいたことが嬉しいことでした。
5 光流るる阿武隈川 親子度3
この作品で描いた「父と娘、義父と娘の夫」は、かなりお気に入りです。
ネタバレはしないようにしますが、父の想いを受け継ぎ、実現していく姿は、書いていて実に嬉しく、楽しい時間でした。
また、本を主人公のモデルにお届けした後に「父が喜んでました」と仰っていただいたことが嬉しいことでした。
6 会津ワイン黎明綺譚 親子度2
私の作品には珍しく「母と息子」が登場します。この「母のキャラ」はお気に入りです。ただ、「若者の群像劇」中心でしたので、母が活かしきれなかったという悔いが残りました。外伝的なお話とかも少し考えましたが、実現に至らず残念です。ただ
「ガタガタ言ってんじゃない」(ウロ覚え)
と啖呵を切る場面は、当初は全く構想になく、キャラが勝手に動き、気持ち良かったです。
7 スプラウト 親子度4
「父と息子」が重要な要素になりました。「父と息子」も珍しい展開でした。この作品は「生まれながらの農家」というものを描きたいという想いがありまして「生まれる前から・生まれ変わっても」という展開になりました。
この辺りの展開も書いていて楽しゅうございました。
ということで、唐突で恐縮でした。先日「七つの要素」という視点で振り返りをしたものの「親子も重要な軸なんだけど」という気持ちがありましたので、ここでちょっと考えてみました。
#何を書いても最後は宣伝
これらの作品は、こちらのリンクからお読みいただけます。
福島太郎は「文学フリマ東京36(5月21日)、文学フリマ大阪11(9月10日)」に出店を予定しています。
また「文学フリマ岩手(6月18日)」は出店の抽選待ちですが、出店できない場合は、遊びに行く予定です。
なので、文学フリマに向けて「著作を説明できるようにしなきゃ」ということで、色々と取り組んでいます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
福島太郎は「みくじさん」の「イルカの恋は涙色」を応援しています。
こちらの作品は「母子」や「家族」という視点でも楽しんでいただけると思います。是非、お読みいただきますようお願いします。
こんな感じで「好きなことを 好きなときに 好きなように書く」というのが、私のストレス解消法でもあります。
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