【駄文】恋物語と言えば
「恋する旅人」というお話について、語りたくなります。御承知の方もいると思いますが、Kindle出版している私の著作になります。
amazonでの紹介欄ではこのように記載しています。
相手を思いやるあまり、恋に踏み出すことができない不器用な二人を描いた「題名のない物語」、「賢者の贈り物」を超えようと挑戦した意欲作です。その他、恋や旅をテーマにした小作品をお届けします。
いつものことになりますが、『賢者の贈り物』のあたりは、後付けです。意欲作には間違いありませんが、「ノリと勢い」で書いた作品になります。
当時、note街で私が師匠と仰ぐ「石元みとんさん」と「ミーミーさん」が連続投稿に挑戦されており、
「よし、師匠たちに近づくため、連続投稿とやらに挑戦してみよう。せっかくだから、1日1話の創作に挑戦しよう」
ということで、当時、noteに投稿した創作で「紫蘇を枯らした女性の話」が、気になっていたので、そのお話をさらに膨らませることにしたものです。
何のプロットもなく、ただ、「紫蘇を枯らした女性の話」が悲恋のような内容でしたので、「物語はハッピーエンドにしなくては」という思いと、「女性は歌が上手い」という設定だけで、第1話を投稿するという暴挙でした。noteという自由な場があればこその挑戦ということになります。
で、途中で二人の師匠とかこさんからの応援コメントもいただいたのですが、「石元みとんさん」の「完結してから一気に読みたい」とのコメントを受け、当初の「連続投稿」の趣旨に反して、一気に書き上げました。それどころか、最初のお話は「男性目線」でしたが、視点をひっくり返した「女性目線」としての物語も、一日で創作いたしました。
で、当初はnoteでの修行目的での投稿作品の予定が、「ノリと勢い」でKindle出版してしまいました。技術的には拙いですし、練り込みが足りない部分もありますが、自分の著作の中でも、忘れられない恋物語となりました。
この作品で初めて、「登場人物たちが勝手に動き出す」という、体験をしたことも思い出深いです。ちょっと残念だったのは、二人のハッピーエンドを示唆しながらも、その続編が上手く書けないことでしたが、この二人の精神を受け継いだような登場人物が、新作「光流るる阿武隈川」で表現できましたので、それはそれで良しという感じもします(まだ、発売はされていません)。
kindle作家 福島太郎として、唯一のそして、忘れられない恋物語、「恋する旅人」、多くの方に読んで欲しいい作品です。
レビューだけでも読んでいただけたら嬉しいです。