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【駄文】梅は咲いたか

 写真は昨年2月22日に、水戸市にある「偕楽園」で撮影した1枚になります。栃木県小山市にいる娘のところに顔を出した帰りに、かなり「遠回り」して立ち寄りました。2019年11月の不整脈の発作以後、始めての県外への外出をした日だったと記憶しています。

 毎年この時期は「梅祭り」が開催されているようなのですが、2021年はコロナの影響で「延期」とされたようです。関係各位の失意を思うといたたまれませんが、それでも梅は咲いているでしょうか。

 年年歳々花相似
 歳々年年人不同


 好きな言葉の一つです。その時々で、感じ方が変わる不思議な言葉でもあります。仕事でも私生活でも、様々な方々との関わりの中で生きて、生かされてきて、今の自分があるという不思議。そして、季節は同じように巡りながらも、同じ花も無く、人の思いも変わり続けるという不思議。
 これからの自分も変わり続けるのだろうと思いつつ、今、大切に思うことで変えたくないと考えていることも多いと感じており、これもまた不思議な感覚です。
 
 せっかく綺麗な「梅の花」をサムネにしたのに、少し哀しいティストですいません。少し話題を変えるために、昨年の写真をもう1枚。

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 昨年は1人での観覧でしたが、20年以上前には、後に妻となる女性と観に行き、自宅用に「梅の苗木」を2本購入して庭に植えたところ、しっかりと根付きまして、花を咲かせるとともに、「実」を実らせるまでに成長しました。
 今年はまだ咲いていないと思いますが、もう少し暖かくなったら様子を見に行こうと思います。実家は東日本大震災の被災を受けて取り壊し、現在は更地で放置していますので、ここ数年は梅の実を獲ることはなく、放置しています。
 それでも、花は咲き、実は成るでしょう。
 華は、誰かのために咲くのではなく、ただ自分が生きているだけなのでしょうから。

 さて、梅を一緒に見た女性とは、結婚後数年で離婚となりました。結婚したことも離婚したことも後悔は無いのですが、悔やむという字と梅という字は良く似ています。が

 人生の花が咲かないまま生きていくとしても、悔いは無いとも思いたい。




 
 
 

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福島太郎
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