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創作大賞感想 #ボクんちの笑うお面
こちらの作品の感想文になります、ネタバレはありません。
実はこの応募作品は2作品の合作になっています。もう一つのシリーズがこちらです。
また「ボクんちの笑うお面」はkindle出版された「イルカの恋は涙色」にも収録されています、こちらです。
少し手抜きになりますが、このkindle版のレビューをアレンジした感想を寄せたいと存じます。パ、パクリではなくオマージュということにしてください。
本作品は2編の物語により構成されています。一つは人間の男の子が主役、もう一つは蛙のケロが主役のちょっと不思議なお話です。
不思議な話を聞いた大人は
「いやいや、そんなことあり得ないでしょう」
と思うかもしれませんが、誰もが少年少女の時代に側に感じていた世界が、瑞々しい文体で描かれています。
少し不思議で、かなり優しい世界。
日々の生活の中で、心の奥に閉じ込めてしまった「心の宝物」を主人公たちと一緒に探し、発見したような爽やかな読後感でした。
「水の王国」のサムネ画像は著書が自ら描いたと思われますが、その筆致からは少年少女として夢を見ていた時代への郷愁を感じます。
ボクんちの笑うお面が何をやらかすのか、蛙のケロがどんな冒険をするのか、ワクワクドキドキしながら一緒に見守りに行きませんか。
(ここまで、Amazonレビューアレンジ)
ということで、ここからはオリジナルです。私がこの作品をどのくらい好きかということの証明として、まずはこちらの記事です。
1年ちょっと前になりますが、「ボクんちの笑うお面」が好き過ぎてオマージュとして書いた作品になります。今回の記事とサムネ画像が同じなのは確信的に行いました。そしてこちらの作品が「水の王冠」オマージュ作品です。昨年10月に投稿しているようです。
自分で書くのも何ですが、オマージュ、二次創作作品はそんなに書かないです。書かないようにしています。なのにその自分ルールを破りたくなるくらい、私の心にクリーンヒットした作品たちなのです。
先日「mikuji58さん」の作品が好き過ぎて、こんな記事も書いていました。
なのに感想記事が遅くなりましたこと、mikuji58さんにお詫びしたいと存じます。小説は嗜好品ですし、勇者や魔物が出ないファンタジーには食指が動かない方もいるかと存じます。
けれど本稿をお読みいただいている方にも、子ども時代があったと思う訳です。お面や暗がりを見て「怖い」と感じたり、小さな生き物たちの世界を想像したりした、童心の時代があったのではないでしょうか。
その頃の気持ちに時間というスパイスをかけて「大人が楽しめる優しいファンタジー」にまで熟成させた作品だと考えています。
芳醇な香りが沸き立ち、艶めかしいくらいに滑らかに舌を転がり、円熟したのど越しを感じさせる、とまで語ると大げさかもしれませんが「忘れかけていた童心」を刺激してくれることは間違いないと確信しています。
どうか一度お試しいただきますようお願いします。
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