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生老病死と生きていく

 昔のインドにいた偉人がお話されたという四苦「生老病死」という言葉をずっと考えています。
「老病死とどのように生きていくのか」
 未だに答えは出ていません。ただ四苦というものは遠くにあるものでもなく常に自分の側にあるもののような感じがしています。
 常に病と共にあり、老いと共にあり、死もいつも隣にいる。目を背けたり知らんぷりをすることなく自分の生と受け入れていくものじゃないだろうかと考えています。

 今回、あらためて考えたのはこのエッセイを拝読したからです。私が悶々と考えるようなことを現実として向き合い、取っ組み合い、受け入れた人生の一コマを学ばせていただきました。
 自分が同じような状況になった時に受け入れることができるか逃げ出さずにいられるかを考えたら絶望的な心境になります。失うものの大きさ、背負い抱え込む負担の重さから目を背けてしまいそうです。

 しかし、この方は全てを受け入れることを実践し、今、その先の道を歩いているように感じます。老病死と戦うでもなく、乗り越えるのでもなく、全てを受け入れて、その先にある「笑朗幸喜」を咀嚼するようにして、note街で書いて生きていらしゃるように見えます。

 「生老病死」の先には、人の命には「笑朗幸喜」があることを示してくれる。人の意志は光を放ち、朗らかな笑顔を生きる喜びを、共に在る幸せを生み出してくれることを教えてくれる。
 人間は四苦から逃れることも克服することもできない。けれど命の中には光がある。その光を育て他の誰かに渡すために生きて、生かされているのかもしれない。
 そんな想いを再認識することができました。

 この作品は重厚なテーマを軽妙な語り口で描かれています。この作品に登場する「主人さん」は、他の作品にも何度か登場します。
 できればこの作品だけではなく他のエッセイや創作作品をお読みいただき「生きる」ということを「老病死」ということを少しだけでも意識していただきたいなぁと考えています。
 「四苦」という苦しいものだけではなくその先にも道はあり、世界は広いことや「人間って捨てたもんじゃない」ということを感じていただけると考えています。

 拙い文章でこの作品の持つ素晴らしさを上手く表現することができず申し訳ありません。ただこの作品や作者から「生老病死」を受け入れて、それでも「これでいいのだ」と「笑朗幸喜」を目指して書き続ける勇気をいただいていることをお伝えしたく投稿いたしました。 
 最後までお読みいただきありがとうございました。

#創作大賞感想
#かこに感謝し今を受け入れ未来を夢見て生きていく
#地には平和を人には愛を

#何を書いても最後は宣伝
 書き手として「人間賛歌」を標榜しています。sanngoさんの記事からその道を歩く勇気をいただいています。

 また5月19日(日)に開催される「文学フリマ東京38」に出店します。
新刊「銀山町 妖精綺譚」を販売する予定ですが、Amazonで電子書籍でも販売しています。

 「銀山町 妖精綺譚」のテキストは無料で公開し、創作大賞2024に応募していますので試し読みしていただくこともできます。


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福島太郎
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。