【駄文】1年前の恋心
昨年の7月17日には、こんな記事を上げていました。
昨年7月10日に初めて「木幡山 隠津島神社」さんを参拝し、翌週となる7月17日に、2度目の参拝をした記録になります。駄文とは言え、記録を残しておくのは、なかなか良いものです。
そして、あの時「宗像三女神様」に抱いた恋心を「夢見る木幡山」「光流るる阿武隈川」という形で成就して、1年後を迎えることができたことを、静かに喜びたいと思います。
実は昨年6月、「Kindle作家としての福島太郎」は、燃え尽きていました。「黒田製作所物語」という作品が、自分の中では「最高傑作」という感じでしたので、
「もう、これ以上の作品を書くことはできない。それなりに楽しんだし、もともとは「公タマ伝」を書きたかっただけだし、引退しても良いかな」
という気分でした。
もちろん、その背景には「売れない」「読まれない」という事実に対する悩ましい気持ちもありました。
それが180度転換する契機となりましたのが、「隠津島神社の参拝」でした。正確には参拝だけではなく、この神社の歴史や取組みを知り、
「この神社をモチーフに書きたい、書かせて欲しい」
という意欲が、フツフツと湧いてきたことになります。そして、ヒッソリ、コッソリと「夢見る木幡山」の創作に取り掛かりました。
この作品は私の作品の中でも「異色作」となっておりまして、「現実」に即した内容で、「実名」も登場している作品となっております。
そのため、ある程度の粗原稿を書き上げた後、「隠津島神社さん」に、メールをしました。
その後、あらためて説明をするために訪問し、粗原稿を見ていただいた上で、内諾をいただき、形にすることができたことになります。粗原稿で没とされれば、執筆を諦めるつもりでした。
しかし、寛大な心で、ヤンチャなオッサンの挑戦を認めていただき、作品創りに進むことができましたこと、心から感謝を申し上げます。
1年前に参拝しなければ、「夢見る木幡山」はもちろん、「光流るる阿武隈川」、「会津ワイン黎明綺譚」も書くことができずに、kindle作家としての活動は、終えていたような気がします。
そして、当時からnote街で交流していた「きよこさん」や「そい先生」と「kindle出版を目指す」ということについて、共に励まし合いながら、執筆を続けることができたことに、あらためて感謝したいと存じます。
なお「夢見る木幡山」を執筆中から「光流るる阿武隈川」についても、ボヤンボヤンとアイディアが湧いていました。こんな形で表現しています。
で、「木幡ベース」を基にした「光流るる阿武隈川」が生まれましたが、「ふくしま農家の夢ワイン」は、執筆することなくお蔵入りとなり、代わりの作品として「会津ワイン黎明綺譚」が生まれたことになります。
そして、この「会津ワイン黎明綺譚」の表紙イラストを製作していただいた「森田はぐみさん」に、家族のイラストを描いていただいたのも、昨年7月ということも、懐かしく思います。こちらです。
さて、「夢見る木幡山」という作品は、「売れない」「読まれない」という事実に「悩める太郎」に対し、「好きなことを好きなときに好きなように書く」という指針を示し、「夢見る」ことの大切さを教えてくれた作品となりました。
夢見るだけではなく「叶える」を目指して、次の作品創りに向けて修行を続けてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
#何を書いても最後は宣伝